少しだけ 秋の残りの 玉2つ (M2,M15)
11月の新月の撮影では、秋の代表的な球状星団、M2とM15だけは撮影できていました。
この他のメシエの残りは、夏のものになるので、さすがに年明けまでお預けです。
後は冬物の少しと、春の銀河たちということになります。

Canon KissX9(HKIR) Orion CarbonSTD300mm+SkyWatcherF4コマコレ(1200mm F4.0 60sec x12 ISO 1600)
Vixen AXJ赤道儀ノータッチガイド YIMGでstack+PaintShopProとIrfanViewで調整
まずはみずがめ座のM2から。本当はもう少し広がりのある星団だと思うのですが、今回はコントラストも今一つでもう一歩の仕上がりになりました。西側に少し低くなっていることと、透明度が今ひとつだったのが影響しているのかもしれません。まぁ、ISO1600で1分なので、淡い部分は表現しきれていないというのもあると思います。
続いてM15です。こちらの方が少し大きいようなのですが、同様にその広がりを十分表現できてないかもしれません。

Canon KissX9(HKIR) Orion CarbonSTD300mm+SkyWatcherF4コマコレ(1200mm F4.0 60sec x9 ISO 1600)
Vixen AXJ赤道儀ノータッチガイド YIMGでstack+PaintShopProとIrfanViewで調整
ガイドが安定していないのは西に低いからかもしれませんが、どうもずれが大きいので、なんだかなぁ、という状況です。極軸のズレというよりは、たわみとか、何らかの振動とかかな、とは思います。この時は風もほとんどなかったような…。
で、球状星団や散開星団は特徴的な形をしているのは少なく、ヘタすると南北が揃わないことがあります。撮影時にきちんと南北出しなさい、と言われればそうなんですはが、実際には前後に撮影する星雲などの影響で縦位置になってたりしますし、赤道儀が反転した場合は上下が逆になるので、そもそもの撮影計画がほぼ無い自分の場合は、どっちが北だったか、確認が必要になります。まぁ、せめてもの固定で、筒の接眼部だけはウェイト側に固定してますし、カメラの向きも90度ずつしか変えません。なので、どっちかの辺は必ず北を向いてるはずです。
今までは星図やほかの方の撮影結果なんかを参考になんとか北向きを探し出していたのですが、あまり効率的ではないので、結局メシエ撮影のバイブル、中西さんの「メシエ天体&NGC天体ビジュアルガイド」を購入してしまいました。ずっと気にはしてたんですよね(^^;
この写真を見れば、星の並びをある程度確認するだけで、すぐに北がどちらかが分かります(本の北が揃ってなければアウトですが…たぶん大丈夫…きっと)。おかげで確認作業が相当に楽になりました。後は写真の腕を上げて行けば…なんですが、そろそろガイド撮影も考えるかなぁ…。
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