まだ馬頭 粘って見るも 届かずに
こんばんは。昨日の強風であまり眠れていない玄です。
さて、先日のバモス君(Optlong L-eNhanceフィルター)で撮影した馬頭星雲ですが、この時は時間も無かったので比較用のロードスター(NB1)での撮影をしていませんでした。日曜日に晴れそうだったので、満月過ぎの月が昇ってくるまで、少ししか時間が無かったのですが、なんとか撮影してみました。光学系は同じで、フィルターのみ違うというパターンです。

Canon KissX9i(HKIR) Kenko SE120+x0.8レデューサー IDAS NB1(400mF4.0 60secx16 ISO1600)
タカハシ EM200赤道儀ノータッチガイド SI9でスタック+PaintShopProで処理
しかし、好事魔多し。なかなか思った通りには行きません。
一つは、現場写真にもありますが、星見台の傍には少し大きめの木があって、この枝がかかっていたようです。「なんか妙なスパイダーが出るなぁ」と思ってたんですが、コイツが原因でした。なので、24枚撮影した初めの半分ぐらいはまともに使えません。後半16枚だけを使ってます。
もう一つは、完全なミスですが、2分露出のつもりが、1分露出になってしまっていました。あちゃー。撮影を始めてすぐに天リフさんの小会議に見入ってしまったのですが、1時間近く露出をかけるつもりが、半分になってしまっていました。しかも先のミスもあるので、結局16分の露出です。特に1分露出になったのが痛いようで、先のバモスほどの淡いところが全然抽出できていません。
それでも、せっかくなので画像処理してみました。今回は、せっかく買ってバージョンアップしたステライメージ9を使ってみます。あ、そういえばパッチ当てしてないな。
ダークはまだ撮ってないのでクールピクセルとかの縮面ノイズが出ているのですが、フラットがそこそこしっかり当たっているようで、素直な画像になりました。強調処理はまだよくわからないのでPaintShopProでやってるのですが、SI9をしっかり使えるようになれば、だいぶ楽になりそうな気配です。がんばってみよー。

LUMIX TX1 DC VARIO-ELMARIT 9.1-91mmF2.8-5.9(9.1mm F2.8 1sec ISO 3200)
さて、現場写真ですが、先日の天リフ小会議で、Aramisさんが星景自撮りの技として、Dレンジオプティマイザを紹介されてたのですが、さっそく使ってみました。
最近のカメラなら、似たような機能が、たいていついてます。今回はパナのTX1ですが、機能としては「iDレンジコントロール」というのがありました。これを最大にしてみると、確かに地上物も少し明るめに写ります。今回は周辺も明るいので効果としては今一つ分かりにくいのですが、この技?はかなり効果的な気がします。次回遠征からは多用しそうです。
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コメント
前世紀に、CV-04L冷却CCDカメラで、100SDUFで5分も露光してもかすかにしか写ってくれなかった罵倒星雲が、今や、こんな簡単に写ってしまうとは・・!
ところで×0.8レデューサはどこのをお使いなのでしょうか?
2021/02/03 URL 編集
Re: タイトルなし
先日のL-eNhanceフィルターとの比較で言うと、やはり1枚当たりの露光時間が足りないみたいで、淡い部分はもう一つの描写になっています。今週はまだ晴れそうなので、リベンジ行きますよー。
で、x0.8のレデューサーなんですが、カサイのやつです。
光学系の構成はこんな感じです。
https://genyakata.blog.fc2.com/blog-entry-4180.html
周辺部を見ると必ずしも良い画像というわけではないのですが、これを使うとF4.0になることと、フィルターが簡単に使えるので、便利に使ってます。
2021/02/03 URL 編集