撮り繋ぐ 集まる星々 ひとつずつ (M53,M68,M3)


こんばんは。玄です。
2月上旬のメシエ撮影もここいらで一通り終了です。まだ現像していないのもあるのですが、球状星団でとりあえずは締めくくっておきます。

まずはかみのけ座の球状星団、M53です。こうやって現像してみれば、それなりに星の数があって密集しているのですが、比較的小さな球状星団というイメージですので、わざわざ撮影する、という事の少ないマイナーなものの一つですね。

ギガントでM53 かみのけ座の球状星団 2021年2月
Canon KissX9(HKIR) Orion CarbonSTD300mm+SkyWatcherF4コマコレ(1200mm F4.0 120sec x6 ISO 1600)
Vixen AXJ赤道儀ノータッチガイド YIMGでstack+PaintShopProとIrfanViewで調整

この辺から夜半過ぎになってくるのですが、少しだけ風が出てきました。ギガントはその大きさから、風にめっぽう弱いので、このM53も8枚撮影したものの、ブレのひどい2枚は使えませんでした。風の方向もいまひとつ定まらなかったので、風対策の傘も思ったような効果が得られなかったようです。風向きもわけわからなくなったので途中でやめちゃったし(^^;

続いては春の代表的な球状星団の一つ。M3です。春の球状星団と言えば、ヘルクレス座のM13ですが、あちらは、位置的にこと座の付近なので、もう少し後、初夏に近いイメージですね。こちらM3はかなり早い時間帯から見え始めるので、まさしく春の大きな球状星団、というイメージです。

ギガントでM3 2021年2月上旬
Canon KissX9(HKIR) Orion CarbonSTD300mm+SkyWatcherF4コマコレ(1200mm F4.0 120sec x8 ISO 800)
Vixen AXJ赤道儀ノータッチガイド YIMGでstack+PaintShopProとIrfanViewで調整

大きくて明るいので、中心部が飽和しないようにISOを800に落として撮影してみました。露出が取れるのであれば、もっとISOを落としてもいいかもしれません。どこかでまた試してみます。

そしてこの日の球状星団撮影の最後、うみへび座のM68です。こんなところにもメシエの球状星団があるんですね。うみへび座と言っても、位置的にはからす座のちょいと南側の辺り、からす座を挟んでM104と上下反対側、M83の西側、というイメージでしょうか。どちらにしても結構暗くて小さい球状星団です。まだ上がってきて間もないということもあってか、写りは今一つでした。

ギガントでM68 からす座の南の球状星団 2021年2月
Canon KissX9(HKIR) Orion CarbonSTD300mm+SkyWatcherF4コマコレ(1200mm F4.0 120sec x8 ISO 1600)
Vixen AXJ赤道儀ノータッチガイド YIMGでstack+PaintShopProとIrfanViewで調整

さすがに2月です。夜半を過ぎるとオリオン座が沈み始めます。この後、月が上がってくる前に撤収しました。


毘沙門で春を撮影 錦展開 2021年2月上旬
OLYMPUS E-M5II M.ZD 12-40mmF2.8Pro(12mm F2.8 30sec ISO 3200)

この角度だと、オリオンが完全に隠れてしまうので、いまいちですね(^^;。右上に見えているのがふたご座になります。
光圀さん(BORG107FL)とツインで撮影していたので、光圀さん側の結果もまだいくつかあるのですが、2回ほど撮影に失敗をカマしてしまったので、ギガントほどの成果は得られてないんですよね。フラットを撮影できていないので、むらむら~な感じも残ってていまひとつです。SIでムラ取りをもう少し覚えれば、処理のやる気も出るかもしれません。色々勉強することも多い春になりそうです。

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