使いこなす ガジェット好きでも ほどほどに


はい、梅雨まっさかりですね。油断していると、ついついポチってしまうものが増えてしまいます。ほどほどにしておかないと、変なものを手に入れてしまうことがあるので、自分への戒めも含めて、記録しておきます。

今回ポチったものは、天文関連と少しだけ関係しているモバイルバッテリーと、あまり関係ないであろうワイヤレスイヤホンです。モバイルバッテリーはいくつか持っているので、今追加で買わなくても…というところですが、今回はUSB-PD(PowerDerivery)対応の機種、ということで手に入れてみました。

モバイルバッテリーとワイヤレスイヤホン 2021年7月

きっかけは先日ポチったPowerShot GX5 MarkIIです。これ、USB接続(Type-C)ができるようになっていて、そこから充電できるらしいので「おお、これはWebカメラとしてもかなり使えるし、タイムラプス的な使い方もかなりできるのでは?」と期待してしまいました。元々本体充電ができるとは思っていなかったので、できるのならラッキー、というつもりでした。

しかし、手元にあったUSB-A-USB-Cの接続コードを刺してみても、何の反応もありません。変だなぁ、と思ってサイトをみていると、専用のACアダプターがあり、それでないと充電できないような記述があります。しかもこのACアダプタ、14,300円もします。なぬー?

それは無いんじゃないの?と更に調べてみると、どうやらこれ、USB-PD対応で、9V給電ができなければ充電(もしくは外部給電による動作)ができないようです。普通のUSBコネクタからぢゃ無理なんですね。しかし、手元にはUSB-PD出力できる製品はありません。ならば用意せねば…(この辺から目的がすり替わっている…)

ということで、どうせなら単にPD対応のACアダプタを買うのではなくて、USB-PD対応のモバイルバッテリーを買ってしまって、色々楽しんじゃえ、と、良く分からない発想でUSB-PD対応のモバイルバッテリーを買ってしまったのでした。しかも20,000mAh。結構ずっしりきます。

機種はPD対応の割には格安だったシリコンパワーのC20QCという機種。3,000円弱でした。20,000mAhでType-C給電に対応ということですので、必要に応じてガイド用のラズパイなんかにも使ってやろうという魂胆です。そうそう、肝心のPowerShotG5XMarkIIへの使用ですが、問題なく給電できました。いざというときはこれから給電できますし、もしタイムラプスとかで長時間撮影なんかをしたいときもコレがあれば安心できそうです。まぁ、予備バッテリーも互換品を買っておいたんですけどね。そちらは2個セットのうち1個が不良で交換手続きなどに少し手間がかかりました(無事に使えてます)

ただ、安いなりの点もあって、ケース(巾着袋)が付いてないとか、付属の充電ケーブルはTypeA-マイクロBの短いものだったりとか、さすがにコストダウンの跡が見られます。ちなみにカメラに接続するための両端がType-Cのケーブルは100均で買ってきました(^^;

さて、もう一つのガジェットは完全ワイヤレスイヤホン、ErfunのFree Proというものです。まぁ、普通に電車とか乗っている時にイヤホンで音楽やTVを聞いてたのですが、ワイヤードの製品だと出し入れが面倒で、もらいものの完全ワイヤレスホンを使ってたんですね。「これは便利だ」と感じていたんですが、性能的にいまひとつで、接続性が悪かったり、片耳だけしょっちゅう途切れたりと、時々イライラさせられてました。

どうせ買うなら、ANC(Active Noise Cancelling)の付いた機種がいいよな、と思ってたんですが、国内メーカーの品はそこそこ高価なのが多いので、ちょっと躊躇してました。そんな中、AV Watchで格安のANC対応ワイヤレスイヤホンとして紹介されてたんですね。

これならまぁ、多少失敗しても…というぐらいで、少し悩んでたのですが、結局買ってしまいました。使ってたイヤホンがいよいよヤバそうになってきた、というのもありました(もしかしたらスマホ側の問題もあるかもですが)。

んが、正直失敗と言ってもいいかもしれません。まだそれほど使えてないのですが、このイヤホン、「使いこなし」をかなり要求されます。

まず最初に、イヤーピースがへにゃへにゃで、耳にフィットしません。この辺は個人差もあるかもですが、とにかく密閉性が悪いんですね。イメージとしては半分広げた傘を耳に突っ込むような感じで、密着感が無くてずり出てきそうになります。とりあえずの対策として、イヤーピースの接続部分にテープを巻いて(写真参照)少し太くして、密着感を上げてますが、さほど効果はありません。後はイヤーフック部分をうまく耳たぶに当てて、耳中に押し込む感じを作り出せれば何とか…というところです。amazonの評価欄にもありますが、正解はイヤーピースを変更する(付属のものではなく、新しく買う)ことでしょう。100均にもそこそこのものがあるという話もありますので、機会があれば試してみたいとは思います。
この密着性の無さもあるとは思いますが、とにかくANCが効きません。ON/OFFで、すごーく注意して外音を聞いていると「ん?もしかしたら低音が小さくなった…かも?」というレベルです。期待しちゃだめですね。一応機能としてはついてるけど、ほとんど変わらない、というつもりで買えばいいかと思います。

もうひとつ致命的だったのが、タッチパッドが敏感すぎるんです。しかもこれ、「ケースの蓋を開けた途端に電源ON」なので、ペアリングを済ませていると、イヤホンを手に取る段階で既にスマホと接続されてます。そこで、「タッチ部分に全く反応させずに耳穴奥にしっかり装着する」という、なんの苦行だよ、ということを強いられます。少しでも触れようものなら、シングルタップ~トリプルタップ、しかも左右別機能、かつ長押しにも機能あり、という複雑怪奇なメニューの「どれか」を動作させてしまい、耳に装着した時には何が起きたかわからない、というスリルを味わうことになります。

まぁ、ボリューム大小ぐらいなら害も少ないのですが、ダブルタップが「電話に出る」になっていて、しかも何故か「再ダイヤル」機能が発動します。これはスマホにもよるのかもしれませんが、知らずに使っていた私は、知人に迷惑をかけることになってしまいました。こうなると、もうホラー映画です。怖くなった私は、まず自分に電話をかけておいて、次に発動されても誰にも迷惑が掛からないようにしておきました(再ダイヤルでも自分にかけられるだけ)

こちらの対策はまだ何が有効か、確認できていませんが、とりあえずイヤーピースと同じく、アセテートテープをタッチパッド部分の形に切り取って、二重に貼りつけました。これでタッチの感度が相当抑えられるはずで、出し入れによる変な誤動作は減りそうです。(完全になくすのは難しいかも)

こうした問題が無ければ、接続性も悪くなく、耳にフィットしていれば低音ふくめて結構いい音を出してくれるので、素性は悪くないイヤホンだと思います。しかし、普通に使うには「苦行」を強いられます。去年買ったマイクもそうでしたが、あまり安価なガジェットに走ると、どこかでしっぺ返しを食らうかもしれません。まぁ、それはそれで楽しかったりもするのですが…(^^;

さて、以前も少しお話ししたTV朝日のIPサイバー捜査班。いよいよ今夜20時放送です。私の天体写真が少し使われているらしいのですが、はたして何秒見ることができるでしょうか…いや、0.2秒ぐらいかも…いやもしかしたらはしょられて…(^^;

★★7/4追記★★
100均イヤーピース2種類。もう一歩

近所の100均に行って、イヤーピースを買ってきました。何種類もあってびっくりしましたが、とりあえず2種類です。左の抗菌イヤーピースが、まぁ、普通のイヤーピースですね。サイズは結局Mサイズが一番いい感じですが、これに変更するだけでも標準のものよりだいぶいい感じになります。
そして右側の低反発イヤーピースですが、これがもっといい感じでした。遮音性がかなり上がって、低音がしっかり聞こえます。ここまで遮音性が上がると、ANCも「お、効いてるな」というのが少しわかるようになります。この低反発イヤーピースがベストなんですが、実は使えません。というのも、これを付けるとケースに入らない(=充電もできない)んですね。むりやり押し込めば行けるかもしれませんが…。確か、これの小さいサイズもあったかと思いますので、また今度探してみます…。
それにしても、100均のイヤーピースに負ける標準のイヤーピースって、なんなんだろう…。

★★7/8追記★★
100均イヤーピース低反発Sサイズ

はい、買ってきました。100均のイヤーピース、低反発イヤーピース球体「Sサイズ」です(中が青い方。赤いのがMサイズ)。大きさは一回り小さくなったでしょうか。耳へのフィット感はほとんど変わらない感じです。いや、むしろこちらの方がフィットしているかもしれません。当然音もいい感じで、低音もしっかり響きます。そして、肝心のケースへの収納は…むむむ?。ギリギリです。かろうじて蓋が閉まって充電が始まりますが、なーんとなく「パチン」と閉まる感じにはなっていません。「むにゅっ」って感じです。かつギリギリだから、出し入れも少し抵抗があります。それでもなんとか入るので、当面はこれで行くことにします。ようやく普通に使える状況になってきました。ふうぅぅぅ。


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