大雨に 負けじと広げる 花のしべ


昨日はなんか心配になるぐらいの大雨でしたが、幸い自宅の周辺で何らかの被害がでることは無かった模様です。いや、正直少しヒヤヒヤしました。

今日も雨は一日降っていたのですが、強く降ることは無く、時折やむ感じでした。これなら、と近所の公園に出てみました。あまり花は無いのですが、木の下の花壇に、綺麗な花をつけたユリが少し咲いてました。今回の雨は風があまり無くて、この花も木の下だったのでほぼ被害をうけることなく綺麗に咲いていたんだと思います。

雨の百合の花 2021年7月
Canon PowerShotG5XmkII CanonZoom 8.8-44mmF1.8-2.8(28.5mm F2.8 1/250sec ISO 125)

背景を整理できるアングルにならなかったので、思い切って寄ってみて、「しべ」の部分をクローズアップしてみました。複雑な形の、湿った花粉と、周りに広がる花弁の模様がなんとも言えない形になりました。

実は、この場合、ピントを合わせるのに難儀します。E-M5IIでも似たような状況になるので、コントラスト式によるピント合わせの弱点なのかもしれませんが、AFポイント(比較的狭い設定)に少しでも背景があると、背景側にピントが合ってしまいます。いわゆる「中抜け」的なピントになるんですが、今までの一眼レフのAFのイメージから言えば、AFエリアに少しでも「手前」の物体があれば、そこにピントが来ます。それはそれで困ることもあるのですが、被写体が多少小さくても、しっかり手前にピントが合うという意味ではその特性さえ分かっていればなんとかなるものでした。

でも、現状のコントラストAFの場合、手前にピントを合わせたくても、そのエリアの中に少しでも背景があると、後ろに抜けてしまいます。今回は花弁にピントを合わせて、自分で前後に動いてしべの部分にピントが来たところでシャッターを切りました。ただ、この方法だと必ずしもピントが合っているかどうか分かりにくいところがあるので、実際完全なピントにはなっていません。マニュアルフォーカスにしても良かったのですが、雨が降っていて傘を持っていたのでそこまで細かい調整はできずじまいでした。

それでも、ビューファインダーで見ている限りは、割としっかり確認できる方なので、まだマシかもしれません。このAFの特性については、色々分かった上で取り組みが必要なんだと思います。せっかくなので、しっかり付き合っていきたいと思います。

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