夏を超す 緑の虫の 輝きも
先週、暑い中行ってきた植物園ですが、軽く一回りする間に、昆虫も何匹か撮影することができました。まずは入り口近くにある睡蓮の池を飛んでいるイトトンボです。

OLYMPUS E-M5II M.ZD 12-100mmF4.0 IS Pro(100mm F4.0 1/1600 ISO 200)x2デジタルテレコン
イトトンボがどこで繁殖しているかは調べていないのですが、確か鹿児島の水生植物園で良く見かけた時も、蓮や睡蓮が多くある池でしたので、そういうところで繁殖しているんだとは思います。何匹か見かけたのですが、なかなか色のいい個体が近くに来てくれる、というのが無いので、撮影は比較的難しいところです。しかも日向を飛んでいることが多いので、体力との戦いになってたりします(^^;

OLYMPUS E-M5II M.ZD 12-100mmF4.0 IS Pro(100mm F4.0 1/250 ISO 500)トリミング
もう一匹紹介するのは、ミンミンゼミです。こちら関東ではミンミンゼミは普通に鳴いてるので珍しくは無いような気がしますが、いざその姿を捕らえようとすると、なかなかみつかりません。今回は桜の木の低いところにいたのを、ようやく見ることができました。緑色の模様で透明な羽、ずんぐりむっくりの体と、ミンミンゼミの特徴的な形をしています。ただ、とにかく人影に敏感で、結構離れていたのですが、次の瞬間にはもう飛んで行って見えなくなりました。
声は聴くけどあまり姿を見ることができない蝉としては、代表格はやはりヒグラシでしょうか。これは本当に鳴いてるのを見たことがありません。次に難しいのはハルゼミかなぁ。ハルゼミは関東ではまだ鳴いているのを聞いたことが無いかもしれません。子供のころはヒグラシとハルゼミは「蝉の鳴き声じゃない」と思ってましたから、その正体を見つけようとも思ってませんでした…。
(ヒグラシが蝉じゃないと思ってたのは、オノマトペが違うだろ、というレベルだったこともあります。初めてあの鳴き声を聞いて「カナカナカナー」と表現できる人がどれだけいるのだろう…)
このほか、ツクツクホウシも人影には敏感で、捕まえにくい蝉の代表格ではありますが、注意深く探すとわりと見つけることはできる蝉だったりします。ヒグラシと違って、比較的低木にいるからかな。
もう一週間もすればお盆で、少しずつ涼しくなってくる(…はず)ので、そうすると蝉の声もちょっとずつコオロギに代わってくるでしょうか。早く涼しくなってもらいたいものです。
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