仕方なし 銀河の動きも 認めれば (M31)


こんばんは。玄です。先週、久々に遠征できた結果が処理できつつあるので、ぼちぼち出していきます。

今回、結構撮影できたのは円子(CEM25EC)+プロミナー指令(350mmF4.0)でした。以前、どうやってもたわみらしきものが出るので、3分以上の露出は…とあきらめていたプロミナーですが、8月末に試してみたガイド鏡サポートに寄る固定がそこそこ行けそうな気配でしたので、それでの撮影をやってます。まずは、8月末に試験した時は月が出てきて撮影をあきらめたM31、アンドロメダ銀河です。

プロミナーでM31@達磨 2021年10月
Canon KissX9i(HKIR) KOWA PROMINAR+TX07(350mm F4.0 180sec x8 ISO1600)
iOptron CEM25EC赤道儀ノータッチガイド YIMGでstack+PaintShopProとIrfanViewで調整

が、撮影結果を見てみる限り、3分露出だとアンドロメダ銀河はしっかり流れています(涙)。この後北の空を映してみた限りではそれほど流れていないので、たわみというよりは、極軸調整に伴うガイドずれではないかと…とは思ってます。この辺は、オートガイドを試してみないと何とも言えません。いずれ、しっかり確認してみたいとは思います。もしダメなら…どうしよう(^^;

今回は、3分露出ということ、HKIRで赤外成分も撮れている(と思う)ということから、昨年撮影したものよりは、少し高精細に撮れている…とは思います。ただ、フラットを撮れていないので、強い強調には耐えられません。後からでもいいので、どこかで試してみるかな…。アンドロメダ銀河の場合は明るい被写体なので、フラット不足はあまり目立たないのですが、淡い対象になると、さすがに全部を補正しきるのは難しくなります。

アンドロメダ銀河は、少し油断すると、銀河そのものが赤くなってしまいがちです。今回は処理後にも少しホワイトバランスをいじって、なるべく白っぽく(黄金色に)なるように調整してます。この辺、背景をしっかり落とせれば銀河の色バランスも多少いじったぐらいなら目立たなくなるのだと思います。淡い部分を引き出して、クローズアップに耐えられるようにするには、ガイドをもう少ししっかりして、枚数ももうちょっと必要かな?

達磨でススキとセット中 2021年10月
Canon PowerShotG5XmkII CanonZoom 8.8-44mmF1.8-2.8(8.8mm F1.8 20sec ISO 3200)

とりあえず、3分×8枚(実際には12枚撮影したけど、うち4枚は除外)で、30分ほど露出をかけることで結構炙り出せそうな感触は得られました。オートガイドをしていないので、まだTNKの域を脱出できていないのですが、次はオートガイドでがっつり露出をかけられるようになりたいと思います。

…できるかな(^^;


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