玄の館 ブログの部屋
光から 避けて眺める 星空を (達磨の星野)
2021
/
10
/
17
天体写真
10月初旬になんとか撮影できた西伊豆での遠征ですが、ギガントとプロミナー指令のほかにも、星野撮影も少しだけ撮影できていました。
今回の遠征では、第一目標がアンドロメダ銀河でしたので、まずは円子(iOptron CEM25EC)+プロミナーを展開、続いてギガントでM33を狙いつつ、一通り動き始めた所で星野撮影も、ということでポタ赤のスカイメモSと、X-T1を展開しました。
夏から秋の天の川
FUJIFILM X-T1 Tokina AT-X14-20 F2 PRO DX(14mm F2.0 120secx8 ISO1600)
さすがに3台展開となると、少々忙しくなります。今回はそれぞれ30分前後の露出をかけていたので、それほどバタバタはしないつもり…だったのですが、3台の露出や構図を確認しつつ、周辺の星景撮影もして…となると、意外と時間がありません。本来なら、ギガントのオートガイド撮影も試してみたかったのですが、夜半を過ぎたあたりから雲が湧いてきて、最後は雲の中…ということで新しいことは何も試せないままでした。
登り始めたオリオン データは上と同じ
星野撮影は、F2.0の明るい広角レンズを使っていることもあって、ISO1600で2分×8枚と、少し控えめの露出としました。後から考えると、もう少し構図をしっかりして、枚数を稼いでも良かったかもしれません。いずれにせよ、今回の3枚で終わりになりました。普段から星野写真はどちらかというとおまけ的な所があり、今回も構図やフィルターなどはあまり考えずに撮影しています。そのため、星座の形とかは分かりにくいかもしれません。本当ならソフトフィルターを入れた方がいいのでしょうが…と今見てみると、このTokina AT-X 14-20mmはフィルター径が82mmなんですね…ちょっと負担かなぁ(^^;
さて、最後はカシオペアからおうし座辺りを撮ったものを載せておきます。普通に見ると、まだまだムラとかも残っていて、いまいちな感じがしますが、ここまで持っていくのだけでも結構苦労しました。どれぐらい苦労したかというと…、ムラ取りをしていない画像を見てもらえれば分かるかと思います。
ムラ取りをする前の画像。強調度合いは同じ
光害の少ない伊豆と言えども、この撮影地だと、そこそこの光もあります。広角の星野撮影で撮ると結構来ますね。ただ、この日は東の方から稲光の影響も結構あって、そのせいもあるかもしれません。湿度も高かったので、もっと透明度の高い日に撮影出来れば、また違った結果になるとは思います。
ということで、この日撮影した結果はほぼ紹介しきったので終わりなのですが、オートガイドでしっかり撮影するのであれば、展開機材とかをもう少し絞って、確実な成果を残せるように工夫が必要そうですね。出し入れやセッティングの慣れも含めて、スムーズにできるように訓練がいるかも。どこかで試してみなくては…。
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