眺めるは クリスマスの夜の 星の光か (leonard C/2021 A1、金星、太陽)


メリークリスマス、玄です。

さて、クリスマスイブですね。発泡ワインを少々飲み過ぎて、ダウンしてました(^^;
本日は夕方、想定外に晴れてレナードさんを撮影できたので、出します。

クリスマスイブのレナード彗星 150mmトリミング 2021年12月24日
Canon EOS80D SIGMA 150mm F2.8APO MACRO DG(F4.0 10secx8 ISO 800)トリミング
EM-200赤道儀ノータッチ追尾 PaintShopProとIrfanviewで調整

相変わらず南西の空、かなり低空ですので、雲があったり光害があったり、更に低空はモヤってたりで、淡いところはダメダメですが、それでも存在感は結構あります。露出2秒でもしっかり彗星らしい姿は見せてくれましたので、まだまだ元気みたいです。暗い所で撮影したくなるなー。

150mm APS-Cの全景だとこんな感じ。ええかげんフラットぐらい当てろよ、と言われてしまいそうですが、まぁ面倒なのでそのままです。よく見ると画面中央を雲の帯が横切っているのが分かるかと思います。この雲を抜けて下に出てきたところで撮影しました。

クリスマスイブのレナード彗星 150mm 2021年12月24日

本日も目盛環を使って導入しています。先日、22日にもチャレンジしたのですが、何故か全く導入できず、あきらめたという事もありました。その時はプロミナー+CBPフィルターでのチャレンジを計画していたのですが、あえなく断念。本日も少し考えたのですが、雲の状況を考えて、とにかく確実に撮影できる150mmでの撮影を優先しました。

で、この後、空は雲に覆われていきました。クリスマス寒波襲来ですね。雪の降るエリアの方は十分ご注意ください。
レナード撮影風景2021年12月24日

さて、本日はこのほか、二つほどの天体の撮影に成功しています。

まずは金星です。
レナード彗星の撮影をさかのぼること30分ほど。5時ぐらいから金星の撮影にチャレンジしました。2年ほど前にもリチャード君で撮影したりしてたのですが、今回は星見台システムで、光圀さんを展開しました。そのままだと焦点距離が短いので、惑星撮影用のアストロフィジックス・アドバンスト・コンバーチブル・バローを出してきて、多分2倍ぐらいの焦点距離としています。

クリスマスイブの金星 2021年12月24日
ZWO ASI183MC BORG 107FL+APACB(多分1200mm相当 F12 1/60secx300/1000枚 ゲイン0)
EM-200赤道儀ノータッチ追尾 AutoStakkert!3でスタック

内合前の、金星らしい細い三日月形の形が見えてきました。これ、300枚ほどスタックしているのでなんとかスムーズな形を捕らえることができていますが、スタック前の状態だと、それはもう見事にゆらゆら、というかジラジラ、というか、川底の石を見るようにひどいものでした。AutoStakkaert!さまさまです。
クリスマスイブの金星、撮って出しジラジラ 2021年12月


そしてもう一つの天体が太陽です。先週末ぐらいから太陽面の黒点が凄いことになっていますが、実はそこそこの頻度で撮影できてたりします。どこかでまとめてGIFにでもしたいところですが、そこまで行けるかどうか…今日の昼に撮影したものは、比較的シーイングも良くて、更に「大名行列」が終わって少し静かになるかと思ってた太陽面も、まだまだ黒点が続いていて、にぎやかな状態でした。

黒点でにぎやかな太陽面 2021年12月24日
ZWO ASI 183MC BORG 107FL+マルチフラットナー(648mm F6.0 1/340secx150/500枚 Gain 0)バーダー太陽フィルター
EM-200赤道儀ノータッチ追尾 AutoStakkert!3でスタック RegiStaks6でシャープネス

週末は天気が悪くなるかな?と思ってたのですが、もしかしたら夕方はまた晴れるかも、という状況になりそうです。年末に向けて色々やりたいことも多いのですが、チャンスがあれば、また色々撮影していきたいと思います。

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