大筒で 風にもめげずに 撮る銀河 (M81)


こんばんは。玄です。

ようやく、処理が進んできた先週の画像を紹介していきます。先週、新月期に晴れた土曜日に、星仲間と出撃した富士山麓は、GPVでは風が収まってくる予報っぽかったんですが、予想外に風が吹いていました。気温は次第に下がって来て氷点下3度。更に風が吹いているので体感温度は-5度以下になっていたと思います。寒いよぉ、と言いながら風が収まるのを待ちますが、なかなか静かになってくれません。

みぞかさん(AXJ)+ギガント(オライオン30cmF4)はとりあえず展開したのですが、風が収まらなければまともに撮れません。しょうがないので、光圀さんとか、ポタ赤での撮影をしてました。冬の星座が沈んで雲が無くなっても風は収まりません。半分あきらめかけてました。

と、ふと気が付くと風の音が止んでます。

風が…無い!

そりゃ来た!もうこのチャンスを逃すわけにはいきません。撮りたいものはいっぱいあったのですが、とりあえず高く上がって、かつ南中をしっかり過ぎていたM81に狙いを定めました。普段撮影している自宅や、ちょい遠征の毘沙門よりも標高も高くて済んだ空(…のはず)なので、じっくり露出をかければしっかり写ってくれるはずです。今回は自宅でしっかり練習したラズパイでのオートガイドもチャレンジしました。ギガント遠征でのオートガイドは実は初めてだったりします。

風が止んだ時にかろうじて撮影できたM81 2022年3月
Canon KissX9(HKIR) Orion CarbonSTD300mm+SkyWatcherF4コマコレ(1200mm F4.0 240sec x12(48分) ISO 1600)
Vixen AXJ赤道儀200mmF4ガイド鏡+SSAG+ラズパイ4+PHD2でオートガイド ステライメージ9+PaintShopPro+IrfanViewで画像処理

…そのもの、赤き衣(ポツポツ)をまといて、暗黒の北天に降り立つべし…

…いや、赤ポツはちょっと見えないよね…。
このセットで90分ほどの露出をかけて、更にM82も…と考えていたのですが、世の中そんなに甘くありません。1時間ほど経ったところで、なにやら肌寒くなってきました。なんだか音が聞こえます。

…風だ!風が戻ってきた!

いや、全然うれしくありません(^^;
大変です。オートガイドは暴れまくるし、撮影結果を確認してみると、それはもう、星ぐるぐる状態になっていました。ギガントでの撮影はあえなくこれで終了です。それでもまぁ、せっかく展開したので、坊主だけは真逃れたのでよしとしますか。
しかし、風の無いカットを見ても星像がなんだか太くてぼやっとしてます。これはギガントに限らず、光圀さんの撮影でも同様の傾向が見えました。シーイングも良くはないのですが、シーイングで星が綺麗な形で太いというのも妙な気がします。とにかく星が太く見えるんです。不思議な感じでした。

北斗七星を狙うギガント 2022年3月
Canon PowerShotG5XmkII CanonZoom 8.8-44mmF1.8-2.8(8.8mm F1.8 15sec ISO 1600)

暗い空である程度露出をかけたM81は、やはり30cmのギガントの写りの片鱗を見せてくれた感じです。今回空の状態が良くないので解像度はいまひとつですが、腕の薄い部分とか、東側の淡い伴銀河?も表現できてたりして、なかなかポテンシャルはある、というのが分かりました。露出は中途半端になりましたが、オートガイドもなんとか行けるような感じです(精度はまだもうちょっと?)
もっと安定した空でしっかりと露出をかけてやりたくなります。後は、次のチャンスを待つしかないか!

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