玄の館 ブログの部屋
寒風の 中の冬場の 撮りどころ (M42、M45)
2022
/
03
/
16
天体写真
こんばんは。なんか晴れてるのに忙しくて月さえ見えない玄です。ふううぅぅ。
さて、先日の富士山麓遠征ですが、到着後、風が強いし雲があったので、とりあえずは光圀さん(BORG107FL)+まる子(CEM25EC)のみを展開しました。もう、風が収まらなければこれだけで行くつもりでした。
ただ、ギガント+ガイド撮影も展開するつもりでしたので、光圀さんの方は特にガイド撮影ではなく、ノータッチのTNK撮影のみです。それでもエンコーダーの付いているまる子なのと、ある程度たわみなどもあるだろうと思って1~2分露出にしておいたことで、歩留まりは悪くありません。
それよりも気になったのは星像が大きくてなんだかぼやっとしていたことです。先にも書きましたが、とにかくピント合わせでなーんとなく星像が大きくて、小さくなりきらないイメージなんですね。フラットナーの調整が狂ったか?とも思ったのですが、バックフォーカスを多少前後させてもほぼ変わらなかったので、恐らくシーイングがらみの何かだと思います。ライブビューでは分からないぐらいシーイングの高速ブレブレがあったのかなぁ…?
で、とりあえずの被写体はM45とM42です。この辺を短時間で撮っておけばこの後トラブルがあっても坊主はまのがれるだろうという魂胆と、暗い空でISOを上げて撮ったらそこそこ…というのがありました。
まずはM45
Canon KissX9i(HKIR) BORG 107FL+マルチフラットナー(648mm F6.0 60secx10 ISO 3200)
iOptron CEM25EC赤道儀ノータッチガイド ステライメージ9+PaintShopProとIrfanViewで処理
ISO3200で1分露出してもバックグラウンドはそこそこ暗いままです。これなら2分露出しても行けたかもしれませんが、とりあえず押さえておく、というレベルでしたのでこれでOKです。強調するとさすがにノイズが乗ってきますが、これぐらいなら記録には十分でしょう。
続いては沈みかけてたM42、オリオン大星雲です。
Canon KissX9i(HKIR) BORG 107FL+マルチフラットナー(648mm F6.0 120secx7 ISO 800)
iOptron CEM25EC赤道儀ノータッチガイド ステライメージ9+PaintShopProとIrfanViewで処理
ISO800なので撮って出しでは淡い所はあまり出ていないのですが、強調処理してやると、ぐいぐい出てきます。フラットを撮っていないのであまり無理はできませんが、気温が低いこともあってか、ダークも撮っていないのにノイズもあまり目立ちません。今回ランニングマンがしっかり撮れたのがなにげにうれしかったりします(^^;
ただ、ISOが低くて強調処理を持ち上げた影響でしょうか。色があまり出てない感じですね。
Canon PowerShotG5XmkII CanonZoom 8.8-44mmF1.8-2.8(8.8mm F1.8 10sec ISO 1600)
撮影状況はこんな感じ…と言いたいのですが、よく見ていただければカメラも付いてなければキャップも開いてません(^^;。そうです。雲が晴れて極軸が合わせられるようになるまでの待機時間に撮影したものでした。
で、この後は晴れてきたものの、冬の星座はどんどん沈んでいくので「何を撮ろう…」という状況になってきました。でも、この650mmぐらいの焦点距離があれば、意外と銀河も行けるんですよね。
ということで、後半の銀河巡りに続きます…が、更新はいつになるか…。
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