まだ、まだ行ける 冬の赤いの 狙えれば (オリオン中心部、クラゲ星雲IC443)


こんばんは。玄です。
3月初旬の新月期、富士山麓遠征、まだもう少し結果があります。この日は風があったのでギガントは1枚しか結果が残せていないのですが、その分光圀さんや、ポタ赤に頑張ってもらって、ノータッチお手軽撮影のTNKで撮りまくりました。空が結構暗いので意外といい結果が残せています。ビバTNKです(^^;

冬の星座が沈む前に、とOLYMPUSで撮影したオリオン座中心部です。先日の三浦で撮影したオリオン中心部と画角は似たようなもの(APS-Cの150mmと、マイクロフォーサーズの150mmなので、こっちの方がちょい狭い)ですが、画像のシャープさではやはりこちらの方が一段上な気がします。さすがのOLYMPUS大三元です。

OLYMPUSレンズによるオリオン中心部 2022年3月
OLYMPUS E-M5II M.ZD 40-150mmF2.8Pro(150mm F2.8 120sec×8 ISO 800)
ケンコー スカイメモS ノータッチガイド ステライメージ9+PaintShopPro+IrfanViewで処理

今回ダーク処理のみで、フラットを当てることはしていません。ただ、そのままだと周辺減光がありますので、ステライメージの周辺減光処理はしています。また、人工衛星の軌跡を見せたかったので、意図的にσクリップはしていませんが、まぁ、いいでしょう。右上の人工衛星なんかは、光度が変わっています(2枚に渡って写っているので、流星ではなさそうです)

普段はこのOLYMPUSで広めの星野写真を撮ることは合っても、この望遠レンズで撮影することはあんましなかったんですね。どうせ赤いのはたいして写らないし…と思ってたのもあります。でも、馬頭星雲もしっかり出ているし、そこそこ行けそうですね。輝星にゴーストが出てますので限界はありますが、ノイズ処理とかがしっかり行けるなら、積極的に使ってやりたくなります。これなら、新しいカメラにすればもっと…ゴ、ゴホッゴホッ。
…え、すみません。ちょっとムセました。

さて、光圀さんの方は何をねらうべー、と思いつつ、とりあえずまだ撮影したことのない、クラゲ星雲でも…と狙ってみました。もう西に傾きつつありましたが、せっかく暗い空なのでチャレンジしてみました。結果は…。

くらげ星雲ic443 2022年3月
Canon KissX9i(HKIR) BORG 107FL+マルチフラットナー(648mm F6.0 120secx12 ISO 1600)
iOptron CEM25EC赤道儀ノータッチガイド ステライメージ9+PaintShopProとIrfanViewで処理

むむぅ、やはり手ごわい相手なのには間違いなさそうです。これなら、もう少し感度を上げても良かったかもしれませんが、この辺の手加減がいまひとつ分かっていなかったのでこれはこれで良しとします。この後銀河も少し撮影しているのですが、ISOは1600でほぼ行ける感じでしたので、3200まで上げるかどうか、となるとちょっと悩ましいところです。むしろ適切なフィルターとかを入れた方がいいのかな…?

まだ季節的にはギリ行けるはずなので、自宅からNB-1とかでもう一度チャレンジしてみてもいいかなぁ。

冬の星座の名残を狙う 富士山麓 2022年3月

さて、この日の撮影分、あとは銀河と星野撮影の分が少しあります。満月期なのと忙しいのと天候がいまいちなので、この3連休は恐らく撮影はできないので、この時の処理をやって気を紛らわせようかという魂胆です。さてさて…。



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