寒くとも 冬から春へと ひとまたぎ (バラ星雲、M13)


こんばんは。急に寒さがぶり返してきて凍えている玄です。

3月上旬の富士山麓遠征、まだもう少しあるので出していきます。そういえばこの日は氷点下3度まで下がって、かつ風が吹いていたので寒くて寒くて寒くて寒かったんですよね。

こんな寒い日は、バラ星雲が恋しくなります。

まだ撮れる冬の星雲バラ星雲 2022年3月
Canon KissX9i(HKIR) BORG 107FL+マルチフラットナー(648mm F6.0 120secx12 ISO 1600)
iOptron CEM25EC赤道儀ノータッチガイド ステライメージ9+PaintShopProとIrfanViewで処理

ISO1600で撮影していますが、12枚だとまだ露出不足というか、ISO3200まで上げて撮った方がいいかも、という状況ですね。空は十分暗いんですが、一緒にいたメンバーからは、透明度が悪いというか、明るいよな、という話が出ていました。どうやらこの日は富士山麓の本気ではなかったようです。更に全体的にぼやっとしていますよね。星像が大きくなってしまっているのは、例の不思議な星が大きくなる現象に加えて、それなりに西の空に傾いていたのでシーイングも悪かったんだと思います。本気の富士山麓もどこかで経験しなければなりませぬな。

さて、冬の星座がばっちり撮影できる一方、夜半を過ぎて来て撮りたい銀河を一通り撮ると、後は何を撮ろう…となってしまいます。今回はM13球状星団にとりあえず向けてみました。

富士山麓でM13 2022年3月
Canon KissX9i(HKIR) BORG 107FL+マルチフラットナー(648mm F6.0 120secx12 ISO 800)
iOptron CEM25EC赤道儀ノータッチガイド ステライメージ9+PaintShopProとIrfanViewで処理

先のバラ星雲に比べると、星の大きさがいくぶんシャープになっているような気もします。時間とともにシーイングは良くなっていたのでしょうか…なんとも言えませんが、どちらにしてももう一歩シャープさに欠ける気はします。こんな日はできるだけ短い焦点距離で撮影した方がいい結果が出るのだとは思います。

寒い中がんばって3式術式展開 2022年3月

実はこの日撮影した星野写真は、なかなか面白いことになっています。まだ引っ張りますが、それはまた、次の機会に…。


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