春の陽に 霞を感じて 鳥帰る


 先週末にいつもの海岸で撮影した夕日です。普段は望遠用にE-330、広角用にEOS 30Dを抱えていくのですが、この日はE-3実戦配備ということもあって、手ぶれ補正の付いたE-3を望遠用に、E-330に12-60mmF2.8-4.0を付けて広角用に使ってみました。12-60mmだと広角側は少し物足りない感じはするのですが、雰囲気はなんとか撮れそうな感じがしました。むしろE-330だと明るく写りすぎるのがちょっと気になりました。広角側の写真はそのうちまた載せますね。写真は夕日が沈む直前ですが、夕日が映り込んでいる海面にはカモメらしき鳥が何羽も浮かんでいて、時々飛び上がっていい感じの被写体になってくれていました。それでも思ったように飛んでくれるわけではないので、これは、という写真までは行っていません。その中でも夕日がきちんと出ていて、鳥が飛んでいるのが分かるかな?というのをチョイスしてみました。
 肝心のE-3の方ですが、実はこの日はシャッタースピードが思ったより速く、手ぶれ補正の実力を見極めるところまでまだ行ってません。太陽の中のグラデーションを写し込みたかったので、-1EVまでマイナス補正をしています。そのせいか空は多少くすんでしまっています。また、このときは階調補正をオートにしてましたので、工場群と山との境界がある程度はっきりしているのはそのおかげかも知れませんが、その分ノイズは若干多く見られるような気がします。例によって彩度をかなり上げて、コントラストも若干上げています。
OLYMPUS E-3 ZD40-150mmF4.0-5.6(150mm F5.6 1/800sec ISO 100)

 あ、また左に傾いている(撮影時はカメラが右に傾いている)、と思われる方もいるかもしれませんが、一応釈明(^_^;)。たぶんほぼ水平は出ていると思います。太陽と水面に映った光との関係を見ていただければ、そちらの垂直がほぼ出ていることがわかるかと思います。E-330ではファインダー内のAFポイントが少なかったので調整しにくかったのですが、E-3になると表示されているAFポイントが多いので、それと太陽の光の反射を目安に調整しています。この基準に対して海岸線が右(奥)に行くに従って上がっているように見えるんですね。元々この位置から太陽を見ると、手前の海岸線は、海に向かって左手に延びる湾の海岸を撮影していることになります。この写真で言えば右に行くほど奥になるので、海岸線は水平ではなく、右が上になるようなカーブを描いています。ただ、物理的に正しいかどうか、というのと、絵として印象的かどうか、というのはまた話が違ってきますので、これぐらいの差であれば、少し傾けて海岸線を水平っぽくした方が絵として落ち着くかも知れません。

今月は毎日更新を狙っていたのですが、昨日の雨で電話回線の調子が悪くなり、接続できなくなっていました。
本日NTTで調べてもらったところ、電話線の一部で接続が悪くなって腐食していたとのこと。なんとか復活です。

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コメント

No title

Akakokko
水面への夕日の反射がとても綺麗ですね。
私も先日、千葉の館山に行って海岸で夕日を撮りましたが、水面への映り込みを撮ることができませんでした。

水平線の傾きはぜんぜん気になりませんね。
山の稜線が反対向きに傾いているため、返ってバランスがよく見えます。ポチ!

No title

Akakokkoさんポチありがとうございます。
この日は風がほとんど無くて、海面への映り込みが太陽が沈むまで続いていて、なかなかいい感じに写せました。普段は波があって、太陽がこの高さまでくると映り込みは見えなくなるんですよね。気象条件にだいぶ左右されます。
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