玄の館 ブログの部屋
手始めに ギガントでリベンジの 銀河かな(M51)
2022
/
05
/
06
天体写真
こんばんは。久々にいっぱい撮影して画像処理に追われている玄です。
5月3日は全国的に比較的良く晴れて、遠征にでかけた方も多かったかと思います。こちらも渋滞を避けつつ、いつもの毘沙門に遠征してきました。到着してセッティング中にどうやら地震があったようなのですが、全然気が付きませんでした。
さて、到着後、少し風が気になったのですが、とりあえず前回に引き続きギガントを展開します。狙いはリベンジ、M51です。
Canon KissX9(HKIR) Orion CarbonSTD300mm+SkyWatcherF4コマコレ(1200mm F4.0 180sec x15 ISO 1600)
Vixen AXJ赤道儀SSAGラズパイPHD2でオートガイド ステライメージ9+PaintShopProとIrfanViewで調整
実際の撮影は3分露出で25枚以上撮ったはずなんですが、後半は風で使い物にならず、結局15枚のみ使って仕上げてみました。慌てて片づけたこともあってフラットも撮っていないので、どうもうまく行きません。背景がムラムラなのはしょうがないのですが、それでもさすがに自宅から撮影したM51よりは淡い部分が出てくれたかな?というレベルにはなりました。
ただ、淡い所、という点だけを見ると、
去年の2月に同じ場所でBORGを使って撮影した方
が出ているかもしれません。
解像度はさすがに30cmのギガントの方が上回ると思うのですが、なんだか悩ましぃ結果です。
2年前だと、TNKで2分×12枚でもっと綺麗な画像が得られてます。
背景ムラを抑えれば、もう少し強調できるので、フラットをしっかり撮るのも必要だとは思います…。
ちなみに撮影風景はこんな感じですが、実はこの後、車は風よけとするために赤道儀の西側に移動してみました。高さが足りないのであんまし変わらなかったんですけどね…。
Canon PowerShotG5XmkII CanonZoom 8.8-44mmF1.8-2.8(8.8mm F1.8 10sec ISO 1600)
ちなみに、この写真には北斗七星が写っていますが、その他の星の状態はあんまし分かりません。このまま画像を暗くしていけばもう少し星が見えてきますが、今度は赤道儀の辺りが黒くつぶれてしまいます。この辺、HDR的な処理をすればもっと色々見栄えのする状態になるのですが、面倒なのでそこまではしていませんでした。…が!
♪なんということでしょう!。まるで別世界の写真です。星空はちょっとやりすぎな状態ですが、HDRの調整をすれば、もう少し自然な感じにできるかもしれません。いずれにしても、天文なう的な写真としては十分でしょう。
通常、スマホで撮影中の画像をアップするには、PowerShotG5XMk2で撮影→WiFiでスマホに転送→てきとーに画像処理→アップ、という段取りを進めてましたが、この「てきとーに画像処理」の所に、SnapSeedというソフトを使ってやります。このソフトのツールに、「HDR風」という処理があるので、それをかけてやるとご覧の通りなわけです。これで無料なんだから、Googleさん便利すぎです。
さて、問題はこの後です。春の銀河を撮りつつ、天の川が上がってくれば赤いあんなのやこんなのをガイド撮影で長時間じっくり狙ってみたい…と思ってたのですが、このM51の撮影後半から、風が強くなってきました。いや、普通に考えたらそよ風なんですが、ギガントにとっては強風です。揺れてしまってとても絵にはなりません。
天気予報でもこの後風はそんなに収まる気配が無かったので、しばらく様子を見た後、ギガントは撤収としました。風に関してはある程度予想していたので
こんなこともあろうかと!
持ってきていた光圀さん、BORG107FLをセットします。普段ならまる子(CEM25EC)を出してくるのですが、今回はギガントを撤収したので、余ったAXJに光圀さんを乗せることにしました。赤道儀の出し入れか、アリガタの取り換えか、どちらを選択するか、ということなんですが、AXJの安定感も魅力だったので、アリガタを交換して光圀さんを乗せるという選択を取りました。みぞかさん(AXJ)が安定している…というのは実はかりそめで、後でひどい目に逢うのですが…
…
つづく。
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