こんばんは。玄です。
さて、GWの良く晴れた5月3日、遠征してワクワクしながらスタンバイしたものの、風が強くて撤収したギガント(オライオン30cmF4)に代わって、みぞかさん(AXJ)に載せたのはいつもの光圀さん(BORG107FL)です。
まぁ、風が強ければこれでなんとかしようと思ってたのですが、風が収まる可能性があるなら、赤道儀を別途スタンバイ(まる子:CEM25EC)したのですが、多分ダメと踏んで、既に極軸とかが合っているみぞかさんを最大限活用する手段に出ました。
ただ、みぞかさんに付けているアリミゾはロスマンディサイズ以上専用なので、光圀さんのビクセンアリガタが付くものに変更しなければなりません。そういえば、このサイズの六角レンチって、あったっけかなぁ…
こんなこともあろうかと!使いそうな工具は、一通りパーツバッグに入れてあります。最近はあまり使う事の無いパーツバッグをひっくり返して、折り畳み式の六角レンチ(折り畳みナイフみたいな方式のヤツ)を引っ張り出しました。これ、たまーに使います。他にも、同様の形のドライバーキットなんかも持ってますが、これはまだ使ったことがありません(斜鏡の光軸合わせとかを現地でする必要が出た時なんかに使うつもり)
何はともあれ、アリミゾの交換に成功。無事に光圀さんを取り付けて撮影体勢に…あれ?バランスが合わない。ウェイト(3.5kg)一つだと重すぎるし、無しだと軽すぎる…ヤバイ?いや、最悪多少合わなくてもみぞかさんでこの重さならまぁ、問題は…
最終的に、ウェイト棒を若干収納した状態でバランスが合いました。この状態でギリ極軸が見えます。極軸をチェックしてみると、さすがにこれだけ軽くなっている分、そこそこずれてました。再度合わせ直したうえで、さて、何を撮ろう…
この時点で23時ぐらいです。さそり座は昇ってきていましたが、夏物を撮るにはまだ少し早い感じです。せっかくなので、少し南に低いものがあれば…!
そうだ!、
先日自宅から撮影して悲惨なことになったM83をリベンジしよう!

Canon KissX9i BORG 107FL+マルチフラットナー(648mm F6.0 240secx16 ISO 1600)
Vixen AXJ赤道儀SSAGラズパイPHD2でオートガイド ステライメージ9+PaintShopProとIrfanViewで調整
ということで、狙ってみました。南に低いので筒は水平近くになります。オートガイドも普段苦労するEM-200とは違って、比較的安定しています。おお、いいぞぉ。
最終的に、4分×16枚のほぼ全てが使えました。これまたフラットを撮っていないので(撮れよ)ムラがいまひとつ取りきれていませんが、まぁ、許容範囲でしょう。4分×16枚ということは、64分。1時間以上になります。もっとスムーズな絵を得るためにはこの倍ぐらい露出が必要かもしれませんが、自分としてはなかなかいい結果になったかとは思います。

さて、M83を撮り終わる頃には、天の川がだいぶ立ち上がってきました。いよいよ、夏の赤いのを狙います。M83はとりあえず先日狙ったので、ここはM16,M17あたりでしょうか。ワクワクしながら自動導入を掛けます。そう、
あんなトラブルが待っているとも知らずに…
…
つづく(ヲイ
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