狙うのは 上りくる雲 天の川


こんばんは。玄です。
5月3日の夜、遠征した結果のうち、直焦点はほぼ出しました。ここから先はOM-1で撮影した星野写真になります。既にM8とM20付近は紹介していますが、今回ガイド撮影としては初参戦のOM-1がいい仕事をしてくれています。

実は、撮影最初の時はまだ天の川等が上がって来る前で、春の星座がメインの状態で、星野撮影をしてもなぁ、という状況でした。それでも、先日の北斗七星を撮影した時に銀河がたーくさん写ったので、今回もしし座のおしりの辺りを撮影すれば…と思って撮影してたんです。でも、ぱっと見た目にはほぼ分からない状況でした。いや、もう、現像さえしてません(^^;

でも、そうこう悩んでいる間に東の空から天の川が少しずつ昇ってきました。

登ってきた天の川を12-100で狙った見たけどまだ早かった 2022年5月
OM SYSTEM OM-1 M.ZD 12-100mmF4.0 IS Pro(12mm F4.0 120secx12 ISO 1600)
ケンコー スカイメモS ノータッチガイド ステライメージ9+PaintShopPro+IrfanViewで処理


とにかく撮影してみます。今回の広角側のレンズは、これまた星野ガイド撮影に初参戦のM.ZD12-100mmF4.0IS Proです。普段取りにほぼ万能なこのレンズ、星野撮影でもそこそこの結果を残せれば、本当に万能レンズと言えるかもしれません。F4.0と少し暗いのが難点ですが、どうでしょう…。が、ちょっと天の川を撮影するには早すぎましたね。低空の「もや」が取りきれずに、どーにも不完全燃焼な結果になっています。後は、さすがに周辺部の減光や収差は隠しきれません。それでも、12-100mmと、ほぼ8倍の高倍率ズームであることを考えると十分な性能だとは思います。便利すぎです。

まだ低くて苦しいアンタレス付近 2022年5月
OM SYSTEM OM-1 M.ZD 12-100mmF4.0 IS Pro(54mm F4.0 120secx12 ISO 1600)
ケンコー スカイメモS ノータッチガイド ステライメージ9+PaintShopPro+IrfanViewで処理

そのまま、さそり座中心部を狙ってみました。これまたムラムラなのと、露出が少し足りないかな?という状況ですので色合いはいまひとつですが、個別の撮影結果を見る限り、解像度は結構あります。アンタレスの右にあるM4だけでなく、アンタレスのすぐ上ににあるNGC6144までしっかり写っています(この画像では少々霞んでいますが、元画像ではそこそこ形が見えてます)。色合いも、今回はダメダメですが、アンタレス付近の色んな色は見え始めているので、もうちょっと改善代はありそう…。

もう少し暗い空でしっかり露出をかければ、もっとガッツリ写ってくれそうです。うーむむ、空の状態にも寄りますが、大きな筒を使ってクローズアップを頑張るよりも、こうやって中望遠の星野撮影をしている方が楽しいですな…

登ってきた天の川を狙う 2022年5月
Canon PowerShotG5XmkII CanonZoom 8.8-44mmF1.8-2.8(8.8mm F1.8 15sec ISO 1600)SnapSeedHDR

撮影風景はこんな感じです。これまたSnapSeedのHDR処理をしてます。機材はスカイメモSを使っているだけですから、ケーブルはレリーズだけが少しだらしなく垂れさがっていますが、それ以外は無くて、シンプルそのものです。やっぱこういうのがいいなぁ。

この後、筒を40-150mmF2.8に乗せ換えて天の川中心部を狙いました。それはまた次に…


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