濃い所 夜明けにゆるりと 溶けてゆく
こんにちは。玄です。天候の悪い週末ですが、昨夜は少しだけ月を見ることもできて、ちょっとだけ星成分補充です(^^;
さて、5月3日の遠征ですが、明け方にかけて天の川がだんだん高く上がってきました。150mmでクローズアップを撮影した後、少し引いて天の川の一番濃い所を広くとらえてみました。

OM SYSTEM OM-1 M.ZD 40-150mmF2.8Pro(40mm F2.8 120secx12枚 ISO 1600)
ケンコー スカイメモS ノータッチガイド ステライメージ9+PaintShopPro+IrfanViewで処理
40-150mmF2.8の一番引いた状態ですが、これで換算80mm相当になります。これぐらいだと、北側はM16,17の赤い所、南側はM6,M7の散開星団まで入ります。まぁこの辺、M6,7辺りを切り取れば100mm相当ぐらいでもっと詳細に捉えることもできるので悩ましいのですが、今回は一番引いた80mm相当で狙ってみました。いずれにしてもお気に入りの画角で、OM-1の2000万画素を使っていい描写になっています。周辺部はやや流れ気味ですが、個人的には十分です。赤外改造ではないので赤い描写はもう一歩ですが、その分スッキリ…できるかと思ったのですが、ホワイトバランスとか天の川の赤い星々とか、なかなか難しいと感じています。下の方の少し緑色がかっているのは、ホワイトバランスの調整だけでなく、大気光の影響なんかもあるのかもしれません。いずれしても、これだけの描写ができるのなら、もっと積極的に天体写真に使ってやろうかと思います。でも、そうなるとこれまでのX-T1をどーするの?という話もあって、ちょっと悩ましいかもしれません。
この後、上がってきた天の川を広く撮るために、12-100mmF4の広角側でチャレンジしてみました。

OM SYSTEM OM-1 M.ZD 12-100mmF4.0 IS Pro(12mm F4.0 120secx12 ISO 1600)
ケンコー スカイメモS ノータッチガイド ステライメージ9+PaintShopPro+IrfanViewで処理
撮影している時はさほど気にならないのですが、帰って来て現像してみると、やはりF2.8とF4とでは明るさが結構違います。もうちょっと露出を掛けた方がいいのかもしれませんが、まぁ、明るさを求めるなら12-40mmF2.8を使った方がいいよね、ということになりそうです(^^;。とりあえず今回はこの12-100mmF4の星空特性を見るためのテストも兼ねているので、まぁ、だいたいは掴めました。手軽に使うにはいいけど、気合を入れて撮るにはちょっとしんどいかも、というところです。高倍率ズームということを考えると破格の性能ですね。フルサイズ換算で24mm-200mmF4.0で、これだけ写るんですから。
さて、この天の川を撮影した後、次は何を…と思ってたら電池切れでした。バッテリー1本で露出2分を100枚ほど撮影できたので、優秀と言えばそうなんですが、予備バッテリーを持っていないのでここで終了です。こんな時のためにPD対応のバッテリーを、と考えていたんですが、持ってきていたシリコンパワーのヤツはラズパイ(オートガイド)の電源に使っていたので外せません。ああ、詰んだ…(といっても狙いのものはほぼ撮れてる)と思って終了としました。でも、実は帰って来てから、PC用のPD対応モバイルバッテリーを持って行っていたことに気が付きました。今回は初めてだったんで色んなものでトラブリまくりだったんですが、次からはもうちょっと落ち着いてセッティングできればと思います。
…む、そーいえばスカイメモの電池、充電してないぞ。忘れないうちに充電~
(実はこれもモバイルバッテリーが使えるので、その辺もテストしておいた方がいいかな…)
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