この時期の 晴れ間を狙う TNK


土曜日は梅雨時期にしては珍しく良く晴れたのですが、風が強く、天候もいまひとつ安定し無さそうだったので遠征までは行きませんでした。実際星仲間で遠征に行かれた方は強風に苦労されていたようです。

かと言って、こんなに晴れているのに何にもしないのはあまりにももったいない空でした。時折雲が出たりしているし風もある上、ジメジメ状態だったのでガッツリ撮影する気にはなれず、どうしようか…いやここはTNKでしょ、ということでお手軽撮影の続きをすることにしました。

TNKでM8とM20 2022年6月
ZWO ASI183MC Canon EF-S55-250mm4-5.6IS(250mm F5.6 32secx12 ゲイン350)
スカイメモSでノータッチガイド YIMGでスタック+PaintShopPro+YIMGで調整

時間がかなり遅くなっていたこともあり、天の川の中心部はほぼ南中しています。これならいつもの星見台からでもM8とかの赤いヤツを狙うことができそうです。前回撮影してみて使えそうだけどまだ確認事項の必要なTNKのセットを展開します。ただ、何もしないで前回と同じ条件で撮影したのでは面白くありません。更に手を抜けそうな所をチェックしていきます。ええ、手を抜くことに全力を投入します(^^;

・バランスウェイトを棒ごと取っ払って確認。バランスは取れないが、支障はなさそう
・三脚座を市販の安価なヤツでチェック…(リンク先はamazon)しかし、径が少しだけ不足して使えず(涙
・北極星は見えないが、極軸は、壁の北極星マークでほぼOK
・ASI183MCだが、フィルター無しでも赤いものもそこそこ写る

かなりテキトーに撮った形ですが、おおよそ想定通りの星像は得られる感じです。30秒の12枚なので総露出6分だし、明るい住宅地でフィルター無しなので限界はありますが、TNKとして星雲・星団を楽しむ分にはこんなもんでいいかも、というところです。
課題としての写りはそこそこ行けることは分かりました。後はファインダー代わりの指標とバーチノフマスクでしょうか。安価な三脚テストもいるかな。

色々あって安価なCMOSカメラ(Ceres-C)の導入はちょっと先になりそうです。これからやってみる、という人のためにも一通り買い揃えたいところですが、ネックになるのはこのカメラと三脚座でしょうか。三脚座はなんか手作りするしかないかなぁ…。

M17,M16を入れてみる
TNKでM17とM16 2022年6月
ZWO ASI183MC Canon EF-S55-250mm4-5.6IS(250mm F5.6 32secx12 ゲイン350)
スカイメモSでノータッチガイド YIMGでスタック+PaintShopPro+YIMGで調整

250mmで1インチセンサーだと、M16とM17を入れるのにはちょっとギリな感じです。200mmぐらいで押さえた方がすっきりしそうですね。M17はそこそこ写っていますが、M16はもうちょっと露出を掛けたい感じです。中央部に周辺減光の残りが緑色に入ってしまっています。この辺はフラットを撮ればもう少し修正できるかもしれませんが、TNKなのでやりません(^^;

最後にM22付近を入れようかとも思ったのですが、せっかくのズームなので広角端でも撮ってみようと思ってM22とM8を入れて、画角をなるべく南に振って天の川を入れてみました。肉眼だと南斗六星の一部しか見えないぐらいなので、3等星がみえるかな?という感じだと思いますが、この日は意外と透明度は良かったのかもしれません。

50mmでM8からM22付近と天の川 2022年6月
ZWO ASI183MC Canon EF-S55-250mm4-5.6IS(55mm F4.0 32secx12 ゲイン300)
スカイメモSでノータッチガイド YIMGでスタック+PaintShopPro+YIMGで調整

星見台に出したTNKキット 2022年6月

撮影風景はこんな感じです。機材にピントが合ってしまいました、まぁ、こんなのもいいでしょう。でも、こうやって見ると結構星が写ってますよね。え、これってもしかして…

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