自宅から 南の空の 濃い所 (天の川)


こんばんは。玄です。
6月26日の晴れ間にTNKでの撮影をチャレンジした時です。Canon PowerShotG5MkIIで星景撮影をしてみたのですが、撮影しながら、南の低い所に少し明るいエリアが写っているのが気になりました。え?これってもしかして天の川が写っていない…?!

星見台からの星景写真、ん?この少し明るい部分は… 2022年6月
Canon PowerShotG5XmkII CanonZoom 8.8-44mmF1.8-2.8(8.8mm F1.8 1/1.7sec ISO 6400)手持ち

そもそもTNKの撮影結果でも、55mmの広角側での撮影では、天の川の濃い部分が写っています。それならば、固定撮影の結果からも天の川が見えたとしても不思議ではありません。

ただ、自宅は普段3等星が見えるかどうかというエリア。都心とかの1等星しか見えないんじゃね?という場所に比べれば暗いとは言えますが、普段天の川が見えるとはとうてい思えない場所です。この日も梅雨の晴れ間的な感じで湿度は高く、全体的にもやっとしていたので、透明度もそんなに無いと思ってました。ただ、こうやって天の川らしきものが捉えられるのであれば、実は透明度はそこそこあったのかもしれません。

普段はこの場所から固定撮影で天の川を撮ってみよう、なんて思うことは無いのですが、この日はコンデジでそれっぽいのが写ったので、これは少しチャレンジしてみようと検討してみました。
もっとも、都会からの天の川と言えば赤外撮影でチャレンジされて、しっかりと天の川を射止めている方もいらっしゃるのですが、残念ながら私は赤外のフィルターを持っていません。デュアルバンドフィルターとかは持っているのですが、いずれにしてもカメラレンズに取り付けるには無理があるので、今回はとにかく「素」のカメラでのチャレンジです。

カメラは深く考えずにOM-1を持ってきました。レンズは明るい方がいいだろうということで12-40mmF2.8Proです。とりあえず写るかどうかの確認なので、あんまし考えずにAWBのJpeg1枚撮りです…が、少しは画像処理した方がいいかな?と思い直して固定撮影で4枚を連写しておきました。

そのままでも、確かに天の川の濃いところはうっすら写っています。うん、予定通り。更に、Jpeg画像を4枚スタックして、カブリ補正をしながら、強調処理をして…

どりゃ!

自宅から天の川が写った! 2022年6月
OM SYSTEM OM-1 M.ZD 12-40mmF2.8Pro(12mm F2.8 6.0sec×4 ISO 1600)固定撮影
YIMGでスタック+PaintShopPro+Irfanviewで強調

ISO1600の6秒×4枚なので限界はありますが、天の川としてはさそり座のしっぽの辺りから、うっすらとではありますがわし座の辺りまで出ています。色は今一つですが、M8とか、バンビの横顔となるM24辺りもなんとなく分かります。おお、こんなに写るとは思いませんでした。限界はあるとしても、光害カットフィルターとか赤道儀で追尾とか、もうちょっとしっかり撮影すれば、もう少し描写できるかもしれません。まぁ、こんな風にきっちり晴れれば、の話ですが(^^;


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