暑くとも 狙う土星と 木星と


こんばんは。ちょっとだけブログさぼり気味の玄です。

8月もお盆に土星が衝になって、木星も少しずつ昇ってくる時間が早くなって、観測好機を迎えています。今年もまた、撮影したくなる時期になってきました。

本当は梅雨明けのシーイングの良い時期にもっと撮影したいところですが、とにかく暑いし暑いし暑いので、いや、天候も今一つの時が多かったし、夜半に望遠鏡をセットして撮影して片づけて…とやっていると体力的にもいろいろ…と、なかなか撮影出来ないでいました。

やや粗い土星 2022年8月19日
ZWO ASI183MC Orion CarbonSTD300mm+AP2ADVCB(多分3,000mmぐらい 60msec 150/500枚 Gain156)
Vixen AXJ赤道儀 Autostakkert!3でstack+Registax6で強調

ようやく撮影できたのが8月19日。自宅からだと、普段の星見台は南中前の星はほぼ見えないので、北側のベランダにギガントとみぞかさんを展開しての撮影です。南中まで時間あまり無いので早めに準備を進めなければなりません。その上、結構な数の電線があるので、時間と電線との戦いです(^^;。おまけにバタバタと準備をするので筒内気流なんかも影響あるかもしれません。

北ベランダから土星を狙う 2022年8月

撮影状況はこんな感じ。電線の間を縫って撮影しているのが分かるかと思います。2インチの接眼部にアストロフィジックスのアドバンストコンバーチブルバローをセットしているので、それなりの出っ張りがありますが、付属のムーンライトフォーカサーはガッチリしていてガタがある感じはありません(…いまジズコさんのサイトを見たらムーンライトフォーカサーは無くなってますね…)

さて、この時の撮影結果だとやはりいまひとつ。なんとかリベンジしたいな、と思って昨夜再チャレンジしてみました。今回はあんましケチらずに.serファイルで5000枚まで露出してみます。ただ、極軸の設定が少しいい加減だったからか、5000枚撮影している間に結構ずれてしまいました。あんまし横着するのもナンですな(^^;

なんとか形になった土星 2022年8月27日
ZWO ASI183MC Orion CarbonSTD300mm+AP2ADVCB(多分3,000mmぐらい 35msec 1500/5000枚 Gain250)
Vixen AXJ赤道儀 Autostakkert!3でstack+Registax6で強調


結果は、まずまずかと思います。それでも、過去に色々撮影した時と比べて、何か実力が上がっているかと言えば違う気がしますし、30cmの口径の実力が出ているかと言えばこれまた違う気もします。色ずれは大気のせいかどうかはわかりませんが、もう少しシャープに、かつコントラストも高めに写せそうな気もするので、撮影場所も含めてまだまだ精進が必要かとは思ってます。

ちょっと過強調気味の木星 2022年8月
ZWO ASI183MC Orion CarbonSTD300mm+AP2ADVCB(多分3,000mmぐらい 33msec 1500/5000枚 Gain130)
Vixen AXJ赤道儀 Autostakkert!3でstack+Registax6で強調

同じように木星も撮影してみました。この後天気が崩れたため、シーイングは時間とともに悪くなっていったのですが、大赤斑も見えない木星だったので、ちょっと強めに強調してみました。少しヤリスギな感じはありますが、まぁ、とりあえずはこんなもんでしょう。もう少しシーイングの良い夜を、そして大赤斑の見える夜を見定めてみたいもんです。

関連記事

コメント

非公開コメント