思い出の 白い花にも 蒼い空

雨の多い秋だった
毎週の様に台風が接近し
毎日のように天気が変わり
なかなか晴れない日が続くものの
季節は少しずつ、秋の歩みを進めていた
忙しく過ぎる彼岸の中で
あわただしく咲く彼岸花
生き急ぐ自分をたしなめるように
今年も咲いて、枯れていく
ようやく取れた撮影時間に
合わせたような蒼い空。
残された花と、待ちわびた空を
繋げるようにカメラを向ける
このひと時を得るための
最期の力が、通り過ぎた気がした。
OM SYSTEM OM-1 M.ZD 12-100mmF4.0 IS Pro(12mm F8.0 1/800 ISO 200)
昨夜、義父が他界しました。色々ありましたが、それぞれの思いを全て乗せて、おだやかな最期でした。白い彼岸花、この青空と撮れたのは、義父のおかげなのかもしれません。そんな、不思議な青空とのコラボでした。
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