町中の 明かりを通して 見る銀河 (M31 アンドロメダ銀河)


これまで2年半ほど使ってきた星見台の本当のラストライトは、秋の代表、M31アンドロメダ銀河でした。

M31 アンドロメダ銀河 2022年10月 BORG107FL
Canon KissX9i(HKIR) BORG 107FL+マルチフラットナー(648mm F6.0 120secx26 ISO 800)CBPフィルター
タカハシ EM200赤道儀 200mmF4+SSAG ラズパイ+PHD2でオートガイド ステライメージ9+PaintShopProで処理

これまで自宅から何度か狙ったことはあったのですが、だいたいテスト撮影的な感じが多く、じっくり撮影したことは無かったかと思います。まぁ、市街地なので銀河類はあんましうまく写らないんだろう、と思っていたのもあります。

実際、撮影直後のRAW画像をIrfanViewとかでざっくり見て見たり、多少強調してみたりしても、周辺部の淡い所は全然出てきません。むうぅ、やはり市街地でM31は無理があるかぁ、と思ったりもしたのですが、そこはさすがの32ビット処理?。ステライメージでスタックした上で、ギリギリと階調を詰めていくと、なんとか周辺部も含めて淡い所が少し見え始めてきます。おお、なんかすごいぞ。

それでも、あまり強調するとフィルター起因の背景ムラがどんどん出てくるし、同時にノイズもかなり出てきます。これ以上するならもう少し露出を…と考えていて気が付きました。

過去の撮影結果を見ていると、もっともっとコントラストが出てもっとノイズが少ないのも多数あります。撮影時間はもっと少ないのに、です。違いは、なんと言っても良い空でした。遠征して真っ暗な空で撮影してやれば、30分ぐらいの露出でもかなりの結果が得られているんですね。しかもガイド無し(ノータッチガイド)で…。

ここのところ天気が不安定なことが多く、遠征しても曇ったらなぁ、と考えるとわざわざ遠征してまで撮影しなくても…ということが多くなっていたこともあります。やはり、暗い空に勝るものは無いですよね。

まぁ、自宅撮影にはまたそれなりの楽しみもあるし、結構気楽に撮影できるので、再び星見台の作成に取り掛かるつもりで入るのですが、その前に、天候が安定してきているのだから遠征もまた考えなきゃですね。さて、どこに行くのがいいかな…。

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