久々の 星と筒との 風の夜


昨夜、土曜日の夜は久々に遠征に行ってきました。元々週末の天候は微妙な感じだったのですが、お告げ(GPV)によると、天候の回復は遅れているものの、22時以降ぐらいはなんとか晴れてきそうで、以後明け方まで晴れそうです。ここのところ忙しい日々が続いていたので遠征もできていなかったのですが、少し落ち着いてきたのでここはリハビリも兼ねて遠征に行ってみることにしました。

M42 1分露出1枚を強調 なかなかいい 2022年11月
Canon KissX9(HKIR) Orion CarbonSTD300mm+SkyWatcherF4コマコレ(1200mm F4.0 60sec ISO 800)
Vixen AXJ赤道儀 PaintShopProとIrfanViewで調整

写真はギガントでおまけに撮影したM42オリオン大星雲の1カットのみをちょこっと強調してみたものです。1分の露出でここまで写ってくれるのはさすがのギガントでしょうか。星像がいまひとつなのは、たぶん風のせいです。

さて、遠征準備を進めましたが、機材は近年増えてきているので、遠征に持って行くものはなるべく厳選して減らそうかと考えています。あれもこれも…と考えていると準備だけですごく時間がかかってしまうんですね。遠征目的をある程度絞って機材を減らせば、現地でも迷わなくて済むというものです。今回はギガント(Orion30cmF4)のガイド撮影でメシエ天体を狙うのと、冬の星座を広角で狙うという事に絞りました。ただ、風があるとギガントはアウトなので、予備として光圀さん(BROG107FL)をスタンバイだけしておきます。

準備に多少時間がかかりましたが、まだそれほど寒く無いので防寒着は最低限だし、機材も厳選、かつ出発が遅めだったこともあってあわただしさはありませんでした。ゆっくり出発すれば道路も空いているのでいいですね。

目的地は最初伊豆方面も考えたのですが、天候の回復が遅れていることもあって近場の毘沙門としました。記録を見て見ると前回の遠征はなんと半年前、5月の連休が最後です。その後は天候や忙しさがあって遠征ができていませんでした。今回も比較的近場なのでリハビリには丁度いいでしょう。

現地に到着してみると、雲がまだ残っているものの徐々に消えてきていて、冬の星座がきらめいていました。それはいいのですが、風が少しあります。多少の不安を抱えながらのみぞかさん(AXJ)+ギガント展開としました。ガイド撮影が安定したところで、ポタ赤も展開して冬の星座を撮影しておきます。こちらは風の心配はないというか、多少風があった方が夜露が下りなくてお気楽だったりします(^^;

オリオンをバックにOrion(オライオン)望遠鏡 2022年11月
Canon PowerShotG5XmkII CanonZoom 8.8-44mmF1.8-2.8(8.8mm F1.8 15sec ISO 3200)


撮影結果は、実は現地でダークを撮り忘れていたのでまだ画像処理をほぼ行っていないのですが、ギガントは風のせいでちょっといまいちな感じです。全体的に星像がぼてっとしているし、アウトな画像も結構あります。よくわからないトラブルもありました…。

ポタ赤の広角撮影は半分おまけなのですが、ざっと強調してみると冬の天の川が写っているようです。現地では冬の天の川はほぼ見えなかったのですが、写真ならではの結果が得られそうです。ぼちぼち、現像していきます。

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