玄の館 ブログの部屋
ぐるぐると めぐる銀河と冬の風 (M33 冬の星座)
2022
/
11
/
30
天体写真
こんばんは。玄です。先週土曜日の夜、天候の回復が遅かったので撮影できたのはほぼ夜半からになったのですが、本当に久々(半年ぶり)の撮影でしたので、わりとワクワクしながら天体写真の撮影をしてみました。
何を狙おうかと少し悩んでいたのですが、
今年の最初にメシエを全制覇して一覧を作成
したものの、いまいちな写りのものもあるので、今度は最低1時間の?露出をかけて2週目にチャレンジしなきゃね、ということでこの日は適当なメシエをいくつか撮影することにしました。まず狙ってみたのは秋の代表格M33。時間的に少し厳しいかな?と思ったのですが、実際に向けて見ると思っていたよりも高い位置だったのでこれなら1時間行けるでしょう!と撮影してみました。
Canon KissX9(HKIR) Orion CarbonSTD300mm+SkyWatcherF4コマコレ(1200mm F4.0 180secx20 ISO 1600)
Vixen AXJ赤道儀 200mmF4ガイド鏡+SSAGラズパイPHD2でオートガイド ステライメージ9+PaintShopProとIrfanViewで調整
ただ、この日の結果は全部そうなんですが、思っていたよりも風があり、全体的に眠い星像になっています。まだなんとか撮影できているレベルなのでマシなんですが、特に明け方近くになると風が強くなってきてブレブレになってしまいました。去年から何度も風対策が必要だな、と思ってはいるのですが、まだ決定的な対策は打てないでいます。まぁ、筒が筒なので打てる対策は限られるのですが、もうちょっとなんとかしたいな、とは思います。
それよりも実は撮影スタートした後、5枚ぐらい撮影した後に確認してみると、なんか星が線を描いてとんでもないことになっていました。ええっ?と思ってスターブックTENの画面を見て見ると、モーター負荷エラーみたいなのが出て止まっていました。そんな負荷をかけた覚えも無いのですが…。再度導入してその後は特に問題なく動いてくれたのですが…、なんか私わるい事しました…?
これで20分ぐらいロスしたでしょうか。正直スタートが遅かったのでこの辺のロスは結構痛かったかも。ま、まぁ、とりあえずこの後のガイド撮影はなんとか進んだのでこれで良かったとします。ガイド精度はもうちょっと上げないとダメなのかもしれませんが、風との関係が今一つ分かっていないので、どこかで検証が必要かもしれません(ガイド無しの1分M42の撮影と比較しても星像は変わらないので、風のせいだとは思います)
さて、ギガントでガイド撮影をスタートできたところで、2台目、ポタ赤をセッティングします。ここで光圀さんとかまる子をセッティングすればもうちょっと星果を上げられるのかもしれませんが、あまり欲張るとロクなことも無いし、出発がどんどん遅れるのでこの日は2台目のポタ赤までとしました。
カメラとレンズはKiSSX9i(HKIR)にTokinaの14-20mmF2.0。レンズもあまり欲張らずにこの1本としました。もうちょっと欲張って望遠を持ってきてもよかったかな…。
Canon KissX9i(HKIR) Tokina AT-X14-20 F2 PRO DX(14mm F2.8 120secx12 ISO1600)
ケンコー スカイメモS ノータッチガイド ステライメージ9+PaintShopPro+IrfanViewで処理
狙いはもちろん冬の天の川の辺りです。てきとーにオリオンの辺りを狙います。肉眼では冬の天の川は全然見えなかったんですが、撮影結果をゴリゴリに強調してやれば、周辺減光やムラはとにかく、冬の天の川は見えてきました。赤外改造カメラなので、オリオン近辺や天の川の中にポツポツある赤いあんなのやこんなのも写ってくれています。光害ムラもあるので必ずしも良い結果ではないのですが、赤いのを見てひとり色んなことを想像していると、それだけで楽しくなってきてしまいます。次に晴れたらあんなのやこんなのを撮ってみたいなぁ、と…。遠征は色々制限もあるので、やはり自宅から狙えるように色々考えるかなぁ。
Canon PowerShotG5XmkII CanonZoom 8.8-44mmF1.8-2.8(8.8mm F1.8 15sec ISO 3200)
ポタ赤で狙っている状況はこんな感じ。やっぱりオリオンとかの明るい正座があると映えますね。ただ、撮影風景の写真もそれなりに撮影しているのですが、実は前半に撮影した分が全部ピンボケで失敗でした。むー、久々の遠征になるとこんなところでも失敗が起きてしまいます。やっぱり時々は出てこないとなー。
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