近くとも 淡い火星も 川の底


こんばんは。自宅での撮影にはまだまだ努力が必要な玄です。

さて、火星中接近です。中接近とは言え、この時期を逃すとまた大きく見えるようになるのは2年2か月後、更にしばらくは小接近であまり大きく見ることができません。

2022年12月6日の火星 ギガントで撮影
ZWO ASI183MC Orion CarbonSTD300mm+AP2ADVCB(多分3,000mmぐらい 5msec 1000/1万枚 Gain200)
Vixen AXJ赤道儀 Autostakkert!3でstack+Registax6で強調+ステライメージで色補正

ここはひとつ、主砲ギガントに頑張ってもらって久々に火星を撮影しておかねば…と思っていました。ええ、がんばりましたよ。

撮影は平日、火曜日の夜でした。普段の年ならこの時期、関東地方は毎日のように良く晴れるはずなんですが、ここのところ夜になると曇ります。しかも週末は天気が悪くなるというおまけつき。ついでに週末は意外と忙しくて体力が削られ、結果星見に体力が残っていないということが多かったりして、なかなか火星までたどり着きません、いえ、火星を見るところまでたどり着きません。

ということで、なんとか晴れそうな日をみつけたら、もうこの日しかなかったというのが正直なところです。但し、この時期、お約束のシーイングの悪さがあります。がんばってみぞかさん(AXJ)とギガントを引っ張り出して、CMOSを装着して撮影まではこぎつけたのですが、とにかくゆーらゆら、というかぶるっぶるに揺れていて、瞬間瞬間を見てもかろうじて模様らしきものが見えるかどうか…というレベル。念のため10000枚の撮影もして、そこから10%というかなり厳しいセレクトをしてみたんですが、結果はもう、こんなもんです。ネットに上がっている皆さんの見事な火星を見ていても、とても30cmの口径で撮影したとは恥ずかしくて言えません(言ってますが)

まだしばらく火星の観測好期は続きますので、何度かチャレンジしてみたいとは思いますが、思ったほどの結果は得られないかもしれません。とりあえず、ギガントを手軽に出せるように庭に星見台をセットするのが先かなぁ。

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コメント

冬ですもんねぇ・・

UTO
僕も昨晩撮りましたが、ボロボロでしたよ・・
シーイングばかりは仕方ありませんね。
それでも、無理なく、綺麗に仕上がっていると思います。お見事。

Re: 冬ですもんねぇ・・

UTOさんどうも~。
冬の火星は高度が高くなるのはいいんですが、このシーイングばっかりはどーしようもないですね(^^;
この写りなら、もう30cmぢゃなくてもいーじゃん、ってなりますよねぇ。

実は撮影も処理も色々試してはいるのですが、結局このパターンが一番自然、というかまともな感じになりました。
何日か試して、タイミングの良い時を狙えればまた違うのかもしれませんが、出し入れの体力が…(^^;
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