玄の館 ブログの部屋
朝駆けの 努力を見たか 雲の波 (ZTF彗星 C/2022 E3)
2023
/
01
/
07
天体写真
こんばんは。玄です。
明け方の空にZTF彗星、C/2022E3が見ごろになってきました。そろそろ撮影しておきたいところですが、遠征するにはちょっと月が大きすぎます。かといって自宅からだと、東の空はあまり見えません。
メインの庭には現在星見台Mk.2を構築中なのですが、今回のZTF彗星は北天に向かっていくため、丁度死角になるんですよね。なんとかせねば、と思って今回チャレンジしたのが庭ではなくて、エントランス側。街灯とかもあって多少難しいのですが、実はここからなら北極星が見えます。東の空はどのみち少し厳しいのですが、色々調べて見ると現在のZTFならなんとか見えそうなことがわかりました。月は大きいのですが、とにかくチャレンジしてみない事には始まりません。
ポタ赤
を玄関にスタンバイしておいて早朝に起きてみました。
OM SYSTEM OM-1 M.ZD 40-150mmF2.8Pro(40mm F2.8 13sec ISO 1600)
ケンコー スカイメモS ノータッチガイド PaintShopPro+IrfanViewで処理
ポタ赤をセッティングしてみると、なんとかかんむり座が見えそうです。どのみち長時間露光は無理なので、極軸はてきとーに北を向けて、カメラはOM-1にM.ZD40-150mmF2.8を付けて狙います。これなら数秒の露出でも写る…かな?
しかし、4時に起きた時は晴れていたのに、さあ撮影しよう、という段になって雲が湧いてきました。どんどん流れて来て、テスト撮影した段階で全天が雲にほぼ覆われてしまいました。マヂかよ…。
雲の動きをよく見て見ると、南から北に向かっています。む、これならまだ可能性はあるか?と思って南側をよく見て見ると、晴れ間がありました。実際、しばらくすると晴れ間が多くなってきたのです。これなら行けるッ!彗星の存在は確認したので、ズームイン!
OM SYSTEM OM-1 M.ZD 40-150mmF2.8Pro(75mm F2.8 8sec ISO 1600)
ケンコー スカイメモS ノータッチガイド PaintShopPro+IrfanViewで処理
本当は150mmぐらいまで拡大したかったのですが、とりあえず星座の形から彗星位置を推定できるところまで、ということでこの焦点距離になりました。ズームするとピントもずれるので、その辺の調整にも時間がかかってるんですよね。そうこうしている間にも雲が迫ってきます。何枚か撮影した所で彗星は再び雲に覆われてしまいました。
改めて空を見て見ると、ほとんど雲に覆われています。今度は西から東に向かって流れていて、西の空には晴れ間はなさそうです…。うう、天気も私の動きを読んでいるのか?。いずれにしてもここで終了~。最後になんとなく悔しいので、見え隠れしている月を撮って終了としました。
OM SYSTEM OM-1 M.ZD 40-150mmF2.8Pro(150mm F2.8 1/30sec ISO 1600)
さて、ZTF彗星、一応存在は確認できたのと、ほんのりと尾が見えている様子なので良しとします。とりあえず自宅からでも撮影出来そうなことは分かってきたので、明日以降も晴れたらとにかくチャレンジしてみようかと思います。
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