北風に 揺れる心と 馬の影 (馬頭星雲)


こんばんは。さすがにこの寒さは堪えている玄です。
20日金曜日の夜に遠征した毘沙門では、想定通り?の風があったため、当初はギガントは展開せず、ひとまずプロミナー指令+まる子(CEM25EC)を展開して冬のあんなのやこんなのを撮影することにしました。まず狙ったのは馬頭星雲。ISO1600で2分を20枚撮影します。

カラフルに再現できた馬頭星雲 2023年1月Canon KissX9i(HKIR) KOWA PROMINAR+TX07T(350mm F4.0 120sec x20 ISO1600)
iOptron CEM25EC赤道儀ノータッチガイド ステライメージ9でstack+PaintShopProとIrfanViewで調整

まる子は、エンコーダーを内蔵していることもあるせいか、オートガイドをかませるとちょっと不安定な動作をするような気がするので、今回はオートガイド無しです。というか、極軸さえ合わしておけばほとんどオートガイド不要のはずなのと、面倒なので無し、というのが正直なところです(^^;。合計20枚、40分も露出をかけているのでTNKではないということで…。

過去に撮影した馬頭星雲だと、画像処理の点で厳しい所もあるのですが、今回はステライメージでそれなりに処理できています。必ずしもベストな結果ではないのかもしれませんが、自分の中では過去最高のデキになっているんじゃないかと思います。馬頭部分の燃え萌えな部分はもしかしたらこの辺の、Hαフィルターをかました方が良く写っているとは思うのですが、ブロードバンドで撮影した方がやはりカラフルでいいかな…と。L画像だけでもHαで撮影したり、と、色々工夫すればもっと詳細な構造が見えてくるかもですね。また、露出はそこそこかけたつもりでしたが、実は40分ぐらいなので、強調していくとそれなりにノイズが浮いてきます。皆さんの露出かけ具合を見ていると、少なくともこの2~3倍は露出しないとダメかなぁ。

余談ですが、昨年の2月のネタで、SSAGのドライバーにたどり着けない(米オライオンのページが開けない)とあったのですが、今改めて行ってみると、普通に見えます。当時はなんかトラブっていたのかなぁ。
改めて確認してみると、SSAGのサポートページがあるので、ここでWindows10のドライバーとかもダウンロードできるようです。おお、行けるじゃん。

毘沙門でオリオンを狙う 2023年1月
Canon PowerShotG5XmkII CanonZoom 8.8-44mmF1.8-2.8(8.8mm F1.8 15sec ISO 3200)

閑話休題。撮影時はこんな感じでした。寒くなるぞー、と脅されていたのですが、風はあるものの、それほど寒くはならず、3時ぐらいに撤収した時も車の外気温計は5度ぐらいでした。普通の靴(でも靴下は耐寒のヤツ)でなんとか耐えられるレベルだから氷点下ではないと思ってたのですが、それほど寒くならなかったのは助かりました。

ギガントは出さなかった(出せなかった)ので残念でしたが、それなりに撮影出来て満足できた遠征でした。

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