ニワトリで 少し長めの オリオンを (M42)
気が付くと乗せるのがずいぶんと遅くなりましたが、2月23日に撮影したM42オリオン大星雲です。遅くなった理由の一つは、CP+が始まっちゃったというのがあるかな(^^;
さて、この日は比較的天気が良かったのですが、夜半から曇るかもしれないということと、色々予定もあったので素直にニワトリとしました。自宅からの撮影ができるようになったとはいえ、まだまだ試してみたいことがいっぱいある状態だったりします。今回撮影したリチャード君(GS-200RC)
での撮影もその一つです。

Canon KissX9(HKIR) KASAI GS200RC+x0.8レデューサー(1300mmF6.4 126secx33 ISO 800)
タカハシ EM200赤道儀 200mmF4+SSAG+ラズパイ+PHD2でオートガイド ステライメージ9+PaintShopProで処理
季節的には春の銀河祭りシーズンですが、銀河を撮るならある程度長焦点の方が楽しくなります。400-600mmぐらいの屈折+小型CMOSという手段もありますが、ASI183MCのノイジーな画面はこないだの撮影ぐらいでもういいでしょう(^^;。今回はウチの長焦点砲のうち、比較的コンパクトで出し入れのしやすいリチャード君を使うことにしました。これならギガントよりは気楽です。
ただ、1300mmという長焦点できちんと撮影するためにはきちんとガイドしなければならないので、200mmのガイド鏡とSSAG、そしてラズパイでのオートガイドとしてます。実はこのラズパイ(上のPHD2)でのオートガイドが若干曲者で、今回は更に明るい星を指定してしまったのでちょっと飽和気味になってしまい、精度がいまひとつ出てなかったようです。若干星が東西に延びているかと思います。。この辺、ソフト的にもうちょっとなんとかしたいのと、ガイド用のCMOSをいっそのこと更新してしまおうかとも思ってたりします。思っているだけで全然前には進んでいないのですが(^^;
ただ、今回は一応目標の1時間以上の露出を掛けることができて、更にフラットも撮れてます。M42だとフラットの有無はあーんまし関係ないのですが、今後銀河を撮影するのであればそれなりに効いてくるとは思っています。

まぁ、ガイド精度はとにかく、一応リチャード君もきちんと使えそうなことは分かりました。後は晴れてくれることと、銀河の導入がきちんとできることでしょうか。実はこの日もM42を撮影後に肉丸さん(NGC2903)に向けてみたのですが、どうしても見つけることができませんでした(基本、目盛環での導入…精度不足)。やはり長焦点だとその辺がネックになります。なんで見つからないのかな…と思ってよく見て見たら、既に空には薄雲が広がっていました。なかなか、思い通りには行かないもんです。
撮影中の星見台は、照明を導入したのでなかなかいい雰囲気です。多少の光はあんまし影響なさそうというのが分かってきたので、問題ない範囲できらびやかにしていくかもしれません。やはり自宅だと少し余裕があるので、色々できるのはいいですね。露出中に風呂に入れるのも便利です。さて、月がある間に、色々調整しておくかな…。
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