忘れずとも 今年も春の 香りかな


引き続き河津桜撮影結果なんですが、あれこれしている間に3月11日が来てしまいました。12年前の今日、私は鹿児島にいました。当時は関東以北で何が起きているか、TVで知るしかなかったのですが、とんでもないことが起きていることだけは分かりました。何もできない自分がもどかしかったのを覚えています。

そんな中でも、季節だけは確実にめぐっていました。早咲きの桜が咲き始め、新燃岳は次々に噴火を起こし、そして、ソメイヨシノが咲き始めます。

菜の花とコントラストを作る河津桜 2023年3月
OM SYSTEM OM-1 M.ZD 12-100mmF4.0 IS Pro(25mm F5.6 1/60 ISO 400)

今年も、三浦半島の河津桜を撮影することができました。並んだ菜の花はピンクの花びらといいコントラストを作ってくれます。

菜の花をバックにクローズアップ 2023年3月
OM SYSTEM OM-1 M.ZD 12-100mmF4.0 IS Pro(100mm F4.0 1/200 ISO 500)

花の一つをクローズアップして菜の花をバックにしてみました。こうするとコントラストが更に引き立ちます。青空が無い日でしたので、この菜の花があるのが凄くありがたかったんですね。

上を見上げると満開の桜 2023年3月
OM SYSTEM OM-1 M.ZD 12-100mmF4.0 IS Pro(23mm F4.0 1/60 ISO 250)

上を見上げれば、満開(というか散り始め)の桜が空一杯に迎えてくれます。視野いっぱいに広がった桜はにぎやかさ満開です。うむむ、やはり空が白いのがちょっと悔しいかな(^^;
それにしても、こうして撮影データを書き出してみると、自動露出&ISOオートのありがたみが良く分かります。被写界深度をコントロールするために絞りを多少変化させても、シャッタースピードが遅くなりすぎない程度にISOが勝手に増えてくれて、それでカバーしきれない部分は強力な手振れ補正が対応してくれます。いやほんと、確実に撮影できるので、失敗の少ない結果になります。失敗は、露出の設定ミスとかアングルとかタイミングとか、そうしたものが要因で、逆に言えばその辺に注意を集中することができます。改めて考えるとカメラの進歩ってすげえ…。


沿道の桜とそれを撮る人 2023年3月
OM SYSTEM OM-1 M.ZD 12-100mmF4.0 IS Pro(86mm F4.0 1/160 ISO 400)


帰り際には、多くの人が沿道を歩き始めていました。思い思いにカメラを構えて桜を撮影しています。なんかこう、平和っていいよな、と思えるワンシーンになりました。

来年もまた、撮影に来られるかな…。

関連記事

コメント

非公開コメント