庭先の 月の夜から 見るリング (月面、M57)


このGWは最初の天気予報だといまひとつの天気だったんですが、良い方向に振れて、思ってたよりもテスト撮影ができる日が多くありました。まぁ、満月期なんであくまでテスト撮影、です(^^;。そんな中、5月4日の夜には満月近い月があるものの、晴れ間が広がりました。新兵器のテストをしたくなります。

新兵器、と言っても買ったのは「ただの筒」です。その…ただの筒が14千円もするんですが(^^;。今回導入したのはBORGのφ80カーボン鏡筒80mmです。元々光圀さん(BORG107FL天体望遠鏡セット)を導入した時に付属してきたのは120mmのカーボン筒なんですが、これだと買ってしまったレデューサー、【7872】ではまともにピントが来ません。どこか縮めなければならないのですが、CP+でヒアリングした時に出てきたのがこの筒なわけです。これで光路長が40mmほど縮まるはずなので、ピントは問題なく合うはずなんですね。ただ、今度はフラットナーとかを使ったときに組み直さなければならないのなら、ちょっと面倒かもしれません。

月夜にレデューサーのテスト 2023年5月

とにかく、この新兵器「ただの筒」がきちんと機能するかどうかの確認です。普段はマルチフラットナーをつけっぱなしで稼働してきている光圀さんですが、今回は久々に全部バラして筒を組み直します。久々なんでフィルターアダプターとか順番や組付け方がどうだったか、試行錯誤になってしまいました。

BORG φ80 80mmカーボン鏡筒と120mmとの比較
これぐらい縮むイメージです。鏡筒バントの調整がちょっと面倒でした…

なんとか組み上がってまずは眼視です。天頂プリズムを付けて確認してみると、さすがの65mmのトラベル長を誇るBORGのフォーカサーでもちょっとだけ足りませんでした。まぁ、これはこれで延長筒を付ければ運用できるので、いいでしょう。そういえば光圀さんで月面をまじまじと眺めるのは初めてかもしれません。結構良く見えるよなぁ、と感心しまくりでした。

さて、本番はここからです。レデューサー0.72xDGQを取り付けて、カメラも新兵器、ASI585MCを付けて確認します。こちらは特に問題なくピントが来ました。フィルターアダプターや回転装置などを含めても問題なく使えるので、バッチリです。焦点距離432mmF4.0になります。周辺減光等は気になるかもしれませんが、とりあえず本日のASI585MC(1/1.2インチ)の小さなCMOSなら大丈夫でしょう。とにかく、最初はお月様を狙います。

月夜にレデューサーのテスト 月を狙う 2023年5月
ZWO ASI585MC BORG 107FL+レデューサー0.72xDGQ(432mmF4.0 1/170secx500 ゲイン0)
EM-200 AutoStakkert!3でスタック+PaintShopProで仕上げ

例によってちょっと強調しすぎかもしれませんが、ブログだともう少し強調してもいいぐらいかもしれません。満月が近いのでティコやコペルニクスクレーターの光条がいい感じになっています。

さて、月面を撮影した後、もうちょっと他の物を狙って見たくなります。ただ、これだけ月が明るいとさすがに銀河は無理がありますし、球状星団を狙ってもあまり面白くなさそうです。と、東の空を見て見ると、ベガが上がってきていました。よし、ここは月明かりでも良く映るM57を狙おう。これなら導入も比較的楽だし!と、上がってきたばかりのM57に向けてみました。CMOSが小さい(おおよそ3倍相当で、フルサイズ1300mm相当ぐらい)のでそれなりには写るのですが、さすがにM57は小さいですね。でも、きちんとそれっぽく写ります。

月夜にM57を狙う 2023年5月
ZWO ASI585MC BORG 107FL+レデューサー0.72xDGQ(432mmF4.0 10secx10 ゲイン355)
EM-200 ステライメージ9でスタック+PaintShopProで仕上げ

ちょっとゲイン高め、露出10秒×10枚でここまで行けました。M57は明るいので本体がそれなりに写るのはまぁ普通だとは思うのですが、処理してみると周辺の星々もそれなりに写っているのが分かりました。結構行けそうです。このサイズであれば周辺部の乱れも気になりません。後は一眼レフカメラ(APS-C)で確認が必要かな。フラット含めてしっかり確認しておきたいとは思います。

月夜のM57 等倍トリミング

等倍でトリミングしてみるとこんな感じ。なんとなく星がにじんでますが、きっちり露出した時にこの辺がどうなるか含めて、もう少し検証は必要でしょう。ただ、それなりに写ることは確認できました。電視観望含めて、これは楽しくなりそうです。これで銀河も行ければ、もうメイン鏡筒はこれでいいじゃん…となるかも。い、いや、さすがにそんなことは…(^^;

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