三つ子から カメラを変えども 消えぬ闇 (M65,M66,NGC3628)
こんばんは。玄です。なんか晴れそうで晴れない空にもんもんとしてます。今週は火曜日だけがかろうじて晴れたので、なんとか撮影はできました。
さて、今回のテスト機材は「ただの筒」その2、PROMINAR用のTX10Tです。これもTX10(ニコンマウント)は持っていたのですが、いざという時にフィルターを使えるようにTリング式のこれが欲しかったんですね。TX07Tは既に持っています。製品としては既にディスコンになっているのですが、幸いKYOEIさんにはまだ在庫があって、普通に変えてしまいました。ただ、この「ただの筒2」も、20k円もします。ふううぅ(^^;

と、とにかく、PROMINAR五郎+ASI585MCの実力を見てみなくてはなりません。CMOSサイズが小さいので、春の銀河は色々チェックするのに丁度いい感じです。住宅街なんでまぁ、写りはそれほど期待していません。それでも、前回のASI183MCよりは写ってくれるんじゃないかと期待はしておきます。
導入は1500mm相当でファインダーも無く、自動導入でも無いので苦労しそうでしたが、例によってASIAIRのプレートソルビングに助けられました。実は目盛環の設定をミスっていたので明後日の方角を向いてたのですが、おかげですんなり導入することができました。
2分露出の30枚、1時間露出をして結果を…と思ったのですが、途中で確認してみると妙にピンボケしてます。一時停止して確認してみると確かにピンボケしてました。どこかで触ったか、温度変化か…。
結局、使えたのは23枚でしたが、さすがに500mmです。結構大きく写りました。

ZWO ASI585MC KOWA PROMINAR+TX10T(500mm F5.6 120sec x23 GAIN252)
EM-20075mmF2.8+ASI120MMmini ASIAIR オートガイド ステライメージ9+PaintShopProで処理
このサイズ感なら、いろんな銀河を順番に狙って行っても面白いと思います。ただ…思っていたよりもノイジーです。ノイズが多い多いと言ってたASI183MCと同等か、ヘタしたら多いかもしれません。タイトルの「消えぬ闇」は、そう、消えないノイズの話です。まぁ前回の撮影は350mmF4.0なので、1段明るい分露出をかけた形になっていますので、その辺配慮すれば健闘していると…言えるのでしょうか…?
ただ、焦点距離がある分、解像度は一回り上な感じがします。ガイドがもう少し安定すればもうちょっと細かいところまで写るかな?。いずれにしても庭先からこの辺のディープスカイを撮るならば、もうちょっと露出を掛けないといけなさそうです。背景には縮緬ノイズが結構出ているので、その辺の処理も含めて思ったようにガシガシ撮る…というにはまだまだ時間がかかりそうですが、パターンさえつかめば、晴れれば撮る!ということができるようになるかもしれません。次はフィルターを試してみるか、露出を伸ばしてみるか、なんらかの対策を少しずつやっていこうかと思います。
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