賑やかな 銀河の中を 光る星 (M101超新星、M13)


こんばんは。忙しくて撮影はしたけれども処理がなかなか進まなかったりする玄です。
今週は撮影も含めてちょっとバタバタしてました。

さて、なかなかすっきり晴れない日が続いてましたが、24日の夜は久々にすっきり晴れた夜でした。仕事の方もちょっとひと段落だったので、これは噂のM101に出た超新星を撮影しておかねば…とチャレンジしてみました。

M101と超新星 2023年5月24日
ZWO ASI585MC BORG 107FL+レデューサー0.72xDGQ(432mmF4.0 120secx30 ゲイン0)
タカハシ EM200赤道儀 200mmF4+ASI120MMmini+ASI Airでオートガイド ステライメージ9+PaintShopProで処理

セッティングはレデューサーを装備した光圀さん(BORG107FL+x0.7F4)+ASI585MCです。この組み合わせだと、若干周辺減光は残りますが、割と素直でかつシャープに写るようです。1/1.2インチの小型CMOSですので、各種銀河もそこそこ大きく写ります。いやもう、ギガントじゃなくても、コレでいいじゃん…。

とは言え、なかなか思ったようにはいきません。まずはオートガイド。ガイド鏡は75mmの監視カメラ用レンズ、そしてASI120MMminiですが、何故かキャリブレーションエラー(星の動きが不十分)で前に進んでくれません。仕方が無いのでEM200を高速モードで超高速キャリブレーションをやって、低速モードに切り替えてガイド。しかしこれだと赤経方向がうまく行かず、ブレブレです。M101だとさほど目立ちませんが、後のM13だともうボロボロです…。

そしてもう一つは見れば分かりますが、横筋ノイズ(バンドノイズ)です。ダークを引いても消えてませんが、恐らくこれは単純に露出が足りないから…だと思います。S/N比が不足してるんですね。なんせゲインゼロで2分露出だと、ヒストグラムは左に張り付いてるんです…。

ゲインをユニティゲイン以上に上げればいいのですが、ASIAIRでゲインをMiddleにすると、今度は露出2分で球状星団の中心部が飽和します。アカンやろ~。

露出を絞ればいいのかもしれませんが、そこらへん、丁度良いゲインに設定できないものか…なんかやりきれない感じがします。もう少し調整が必要かもしれません。

ま、まぁ、とりあえずM101の形と超新星はばっちり撮影できたのでヨシとします。ただ、実行面ではバンドノイズは許容できないレベルなので、どこかで再チャレンジしたいところです。

M13 2023年5月
ZWO ASI585MC BORG 107FL+レデューサー0.72xDGQ(432mmF4.0 120secx17 ゲイン0)
タカハシ EM200赤道儀 200mmF4+ASI120MMmini+ASI Airでオートガイド ステライメージ9+PaintShopProで処理

さて、M101を撮った後、少し時間がありそうだったのでM13にもチャレンジしておきました。なんせこれを逃したら次に晴れるのがいつになるか分かりません。ただ、結構失敗だったかも…。とにかく途中からあまりに眠くなったので、予定を切り上げて終了したんですよね…(^^;

自宅からM101を狙う 2023年5月

で、こちらもバンドノイズはしっかり出ているんですが、この日の撮影を通じて、露出やガイドなど、問題点は明確になったのでこの辺、対策を確実に実施していきたいとは思います。

…とりあえずカメラ変えた方が早い…?

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