玄の館 ブログの部屋
遠征で 運ぶ荷物の 様々の (M06、M16+M17)
2023
/
08
/
21
未分類
19日、土曜日の夜は蒸し暑かったのですが、思いのほか晴れる気配がしたので、遠征に出てみました。とは言っても準備をあまりしていなかったこともあって比較的近場のいつもの毘沙門です。遠征は梅雨時期の富士山以来2か月ぶりぐらいでしょうか。
2か月前と変わった点がいくつかあります。ひとつは
車がホンダシャトルからトヨタカローラツーリングになったこと。
事前にギガントを積めることは確認していたのですが、全体的に荷室は狭くなっているので思いのほか荷物が入らず、あれこれ苦労しました。
もう一つはギガントの他に、
メイン鏡筒としてZWOのFF130がやってきた
ことです。つい先週やってきたコイツを遠征に使わない手はありません。今回風の状態は分からずに出かけて、結果としてほとんど無風だったことから、本来ならギガントを主流で使うべきだったのですが、まあ新しい鏡筒を使いたくてしょうがないのでコイツで行きました。大きな鏡筒なので入れ物をどうするか悩んだんですが、実はポタ赤を入れている
NEEWERの大きめの三脚バッグ
がなん!とシンデレラフィット!。とりあえずこれに入れて行きました。ポタ赤はどうしたか、というと本体部分を外すと、同じNEEWERの小型三脚ケース(確か60cm?)に同様にしっかり入ることが判明して、これでケースとしては丸く収まりました。このNEEWERの三脚ケースはもう売られていないみたいなんですが、直径18cm~20cmの三脚ケースがあれば、もしかしたら安価に使えるのがあるかもしれません(
この辺が行ける?
保証はできません)。
5,000円以上だせば、もうすこししっかりしたソフトケースもあるようなので、あまりケチらずにしっかりした、かつ持ち運びしやすいケースを探した方がいいかもしれません。
さて、少し久々の遠征になって、割とあわただしく出発したのですが、現地に着いてから忘れ物に気が付きました。ASIAIRを忘れています。う、このままではガイド撮影ができないじゃないか。一応カバンの中にはラズパイのシステムも入っているので、ガイド撮影はできると思うのですが、ガイド鏡のカメラがAIS183MCで、このカメラはラズパイシステムで使ったことがありません。ということは、多分ダークとかの設定から入らなければなりません。
…面倒くさい…(^^;
結果、オートガイドを使っての撮影はあきらめました。幸い今回使った赤道儀はみぞかさん(AXJ)と、まる子(CEM25EC)で、いずれもエンコーダー内蔵なので極軸さえ合ってればそこそこ行けるはずです。もう、TNKでノータッチガイドでいいじゃん。ということで決め打ち。さっそく展開しました。
みぞかさんにFF130を載せて南の空を狙います。さて、何を撮ろうかと少し悩んだんですが、自宅からだと南に低い所はほぼ写せないので、普段南側の見えないエリアを狙いたくなります。ここに来てよせばいいのにM6をまず狙いました。2分露出の32枚ターゲットでしたが、最終的には24枚ほど撮影した所であまりに低くてコントラストが悪くなったのであきらめました。この後は同様にM22を撮影してます。まずはM6の結果どん。
Canon KissX9i(HKIR)ZWO FF130(1000mmF7.7 120sec×20 ISO 3200)
ビクセンAXJ赤道儀 ノータッチガイド ステライメージ9+PaintShopProとIrfanViewで調整
うん。悪くありません。ガイドずれが目立ってきているのは、南西の空低くなって大気差が効いているからだと思います。実際、時間とともにガイドずれが顕著になってきていました。最後4枚ほどは使わなかったのですが、これだけ写れば上等でしょう。
ノータッチガイドで撮影することに決めたので、後はお気楽撮影をさせておいて2式目を展開です。2式目はまる子(CEM25EC)に、プロミナー指令Tを載せたものです。こちらは明るいのでISO1600で行けるでしょう。まずは南の空に低くなりつつあったM16とM17を狙います。
Canon KissX9(HKIR) KOWA PROMINAR+TX07T(350mm F4.0 120sec x28 ISO1600)
iOptron CEM25EC赤道儀ノータッチガイド ステライメージ9+PaintShopProとIrfanViewで調整
ただ、やはり低空のムラムラは避けられません。この日は湿度が高くて低空の状態は特に悪かったようです。まぁ、仕方ありません。それでも、ノーフィルターでそれなりに星雲の状態はしっかり抽出してくれました。今年はこのM16,M17のセットでの撮影はしていなかったと思うので、いい結果になりました。やっぱりもっと早い時期に狙うべきですね(^^;
蒸し暑い中、あれこれセッティングしていたら思いのほかゆっくりする時間が無くなりました。一眼レフカメラでの撮影だとバッテリーの管理も必要になります。この辺、慌てて遠征したのでちょっと残念な感じです。後は現地で寝っ転がれるチェアーか何か欲しいところですね。真上を向いてじっくり星を眺める時間が無かったのが悔やまれます。
Canon PowerShotG5XmkII CanonZoom 8.8-44mmF1.8-2.8(8.8mm F1.8 21sec ISO 250)
この日は他にもいくつか撮影できてますので、処理ができたものから少しずつ出していきますね。それにしても暑いよぉ
※8/22 M16/M17の写真が赤過ぎたのでちょっと修正しています
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