玄の館 ブログの部屋
薄く残る 星の光の 最果ての (網状星雲 NGC6990,6992)
2023
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09
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09
天体写真
今週の火曜日、台風の谷間と言うか、比較的天気の悪かった週の中ではかろうじて晴れ間が広がりました。下弦前なので月が上がってくるまでの時間はあまり無いのですが、それ以前に夕方から21時ぐらいまでしか晴れないという予報でしたので、とにかく撮影するなら急がなければなりません。
自宅に帰ってから大急ぎで庭撮りの準備を進めます。時間が限られる撮影で、かつ自宅から撮れるものということで、夏休みの宿題、網状星雲の一括撮影を狙います。
お盆前に撮影した時は縦横を失敗してNGC6992側しか撮影出来ませんでした。
今回は縦横を変更して東西方向を長くして、テスト撮影で両方が入っていることを慎重に確認します。
Canon KissX9i(HKIR) KOWA PROMINAR+TX07T(350mm F4.0 IDAS NB1フィルター 120sec x38 ISO1600)総露出76分
タカハシ EM-200赤道儀 75mm+ASI120MMmini+ASIAIRでオートガイド ステライメージ9+PaintShopProで処理
フラットは撮影しているのですが、いまひとつしっくり来ません。自宅からなので色々迷光が入っているのもある過とは思います。ムラムラなのをああでもないこうでもないと色々修正しまくってなんとか見栄えのする形にはしました。1時間ちょいの露出ですが、まだちょっとノイジーですね。もう少しおとなしい処理にするか、露出時間を伸ばすか、なやましいところですが、とりあえず今年はここまでにしておきたいと思います。
もう一つの夏休みの宿題、サドル付近が残っているのですが、実はそちらは今撮影中だったりします。本当はこの網状星雲を撮影した後、まだ晴れていたのでこれなら…とカメラを向けたのですが、反転したこともあってオートガイドがいまひとつうまく行かず、再キャリブレーションをしていたのですが、だんだんガイドそのものをしなくなってきていました。
あれ?と思って見上げて見ると、こんな感じでした。予報ではこのまま雨になるとのことでしたので、さすがにここまで。とっとと撤収となりましたとさ。
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