玄の館 ブログの部屋
晴れを待つ 曇りの次の 月の夜
2023
/
09
/
27
天体写真
9月も後半に入って少しずつ涼しい夜が増えてきました。だんだん星を見るのも楽になってきたかな、と思う今日この頃です。
月が見やすくなってきた24日、日曜日にまちかど観望会を開催しました。
前回、7月29日にも行ったまちかど観望会
ですが、8月は天候不順で中止、そして今月は予定していた土曜日は雨が降るかもしれないという事で延期して、日曜日の夜に行いました。これが正解で、当日は開始時間の18時からスッキリと晴れた夜空が広がりました。
今までは電車で機材を抱えての参戦でしたが、今回は車を使って、みぞかさん(AXJ)+イフリート
※1
(ZWO FF130)での大型機材での参戦です。おのずと気合が入ります。
イフリートはまだ眼視観望にそれほど使ったことは無いので、自分でもどれぐらい見えるかワクワクしながら持ち込みました。当日は延期の連絡が直前になってにもかかわらず、X(旧ツイッター)で情報を得てくれたD氏やM氏が機材を持って応援に来てくれました。感謝感激です。特にD氏はイフリートの隣にまさにライバル?のTOA130を設置してサイドバイサイドで見比べができる状態にしていただきました。うおお、これはなんかすごいぞ。
基本観望会なので道行く人たちに星を説明したり望遠鏡で土星や月を見てもらったり。
今回は大型機材で土星を見てもらって感動してもらったり、月をスマホで撮影(接眼部でコリメート)してもらって持ち帰ってもらったりしました。特に月のコリメートは比較的簡単にできるので、多くの方にチャレンジしてもらいました。簡単とは言っても固定装置は無いので手動でスマホを接眼部にくっつけるのは意外と難しく、結構手助けはしてます。
それでも、普段家で時折試すことのあるボイマ君(8cmマクストフカセグレン)での固定撮影よりも格段にクオリティの高いコリメートができます。例によってSnapSeedで仕上げてみました。
元画像はこんな感じ。トリミングとちょっとだけシャープネスをかけてますが、そもそも画像がそれなりにいい雰囲気になっています。
さて、D氏のTOA130との見比べ対決?ですが、そもそもTOAと比較するというのが間違いなんですが、土星を眼視で比べる限り、イフリートもそんなに負けてる気配は無いという感じでした。天頂ミラーやアイピースの差の方が大きかったかもしれません。口径13cmということで光量はもう一歩ですが、解像度はそこそこ行けてて、眼視で比べる限りイフリートの方がやや赤っぽいかな、というぐらいでした。
観望会は日曜日の夜ということもあり、8時を過ぎると人通りはぐっと減ってきましたので、折を見て解散となりました。大型機材だと持ち込みにそれなりに手間はかかりますが、やっぱりでっかい望遠鏡で皆さんを迎えたり、来られたマニアの方とお話しできたりするのは楽しいですね。来月は10月21日を予定しています。晴れれば18時から20時ぐらいでやっていると思いますので、よろしければ山下公園のお祭り広場にお越しください。
※1
イフリート:鏡筒の名前ですが、「FF」ですので、もちろん某有名RPGを連想します。その中で赤くて大きなヤツ、ということで召喚獣の名前をいただきました。
関連記事
筒を変え 日付を変えても 揺れる星 (土星、木星)
晴れを待つ 曇りの次の 月の夜
もう一つ 夏休みの宿題 忘れずに(サドル付近)
コメント
名前
タイトル
メールアドレス
URL
本文
パスワード
非公開コメント
管理者にだけ表示を許可する
前の記事を読む
筒を変え 日付を変えても 揺れる星 (土星、木星)
次の記事を読む
上からの 夏の終わりの 雲の花
コメント