玄の館 ブログの部屋
木星も 大気の前には あと一歩
2023
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11
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19
天体写真
こんばんは。ちょっと色々あって戦線離脱していた玄です。色々あって、次の新月期ぐらいまでは少しおとなしくしておく必要があったりします(^^;
さて、宅撮りでの惑星撮影ですが、ぼちぼちやっています。処理が追い付いていなくて、そこに星まつり関連の話題が合ったり出張で忙しかったりで、なかなか進まないんですよね(いいわけ)
ということで少しまとめていきます。
まずは
11月2日、ギガントを展開した日
に木星、土星を撮影していました。
以前も比較はした
のですが、結局13cmの屈折(イフリート:FF130)と30cmの反射(ギガント:Orion30cmF4)との明確な差は分からないままです。むしろシーイングの問題や後処理の技術の問題の方が大きいような感じです。
ZWO ASI585MC Orion CarbonSTD300mm+AP2ADVCB(多分3,000mmぐらい 16msec 1,500/3,000枚 Gain203)
タカハシ EM-200赤道儀 AutoStakkert!3でStack RegiStax6で強調処理
今回のギガントでは大赤斑が見られなかったんですが、この11月2日、3日は比較的シーイングが良かったこともあってか、比較的良好に写せたようです。とりあえずこれぐらい写ればいい感じでは…とは思ってました。ええ、思ってましたよ。イフリートを出すまでは。
ZWO ASI585MC ZWO FF130+AP2ADVCB(多分2,500mmぐらい 15msec 600/3,000枚 Gain276)
ビクセン AXJ赤道儀 Autostakkert!3でstack+Registax6で強調
後で知ったのですが、この日、3日は木星が衝だったんですね。更に全国的にシーイングが良かったみたいで、この日に撮影した凄い画像の木星がかなりアップされてます。ということで私も遅ればせながら…ではあるんですが、この日の撮影は口径13cmのイフリート(ZWO FF130)。解像度の限界はおのずと…と思ったんですよ。思ったんですが、画像処理してみるとなんかすごいぞ。なんかこれまで30cmのギガントで撮影してきたどの画像よりも詳細に表現できているような気がします。気流が良かったというのもあるとは思いますが、やはり反射(F4.0)と屈折の違いが大きいのだとは思います。
拡大してみると、木星すぐそばに写っている衛星(ガニメデ?)の模様が分かります。おお、ここまで解像できるとは!
筒内気流や光軸など、まだ最適化すればギガントの実力はもうちょっと出せそうな気もしますが、口径13cmでこれだけの絵を見せられてしまうともう、なんかこうやる気を保つのが厳しいですよね…惑星はイフリートで行くかなぁ。
ZWO ASI585MC Orion CarbonSTD300mm+AP2ADVCB(多分3,000mmぐらい 11msec 1,500/3,000枚 Gain244)
タカハシ EM-200赤道儀 AutoStakkert!3でStack RegiStax6で強調処理
なお、ギガントで撮影した結果に大赤斑が無かったので、なーんとなく悔しくて先日リベンジしています。ただ、11月上旬の気流の良かった日と異なり、空はもう冬の気流だったようで、ゆーらゆら。ピントもまともに合わせられません。今年はもうこの辺が限界なのかもしれません。土星も撮影していますが、もうカッシーニの空隙も見えないぐらいなので出しません(^^;。木星はこの後見やすい時間になるシーズンなんですが、気流的には厳しいかもですね。
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