春近し 凍える空に 浮くクラゲ (クラゲ星雲 IC443)


今週は月も大きくなってきているのですが、いかんせん天候が不安定ですね。唯一夕方晴れてた火曜日も、月ぐらい見たいなと思ってSJ-Mを取り出していたら曇ってしまいました。もう、安定した晴れ間の冬は終わりの様です。

ただ、この新月期、15日ぐらいまでは比較的晴れていたのでスキを見ては星見台からの庭撮りにチャレンジしていました。12日にはFMA180でムリナント(SH2-240)にチャレンジしてみたのですが、私の持っているナローバンドフィルターのNB-1ではとても歯が立つ代物ではないということがはっきりしたぐらいでした(^^;

こりゃいかん、ということで方針変更。翌13日も晴れたので、最後のチャンスということで、今まであまりチャレンジしてこなかったクラゲ星雲(IC443~SH2-249)の辺りを狙ってみました。

クラゲ星雲 2024年2月
ZWO ASI1600MMCool(-10℃) KOWA PROMINAR+TX07T(350mm F4.0 L180secx20(GAIN139),RGB各180secx10(GAIN250 Bin2) 総露出150分
タカハシEM-200赤道儀 ASIAIR+75mmF2.5でオートガイド ステライメージ9+PaintShopProとPhotoDirector+IrfanViewで調整

機材構成は以前バラ星雲を撮影した組み合わせで、デュアルナロー系のNB-1に、モノクロカメラでRGBフィルターをかまして、イメージとしてはAOO撮影っぽい感じにしています。今回のクラゲ星雲はムリナントに比べれば十分明るく、撮影結果でも一応形は見えていました。

スタックして強調していくと、クラゲ本体に加えて煙部分のSH2-249の辺りも出てきました。おお、こんなに写っているとは!しかも自宅から!

ただ、さすがに淡い感じです。半分無理やり炙り出している関係上、ノイズはかなり残っています。ステライメージとPaintShopProのノイズ低減処理を少しずつ入れますが、どちらも入れすぎると星がぼやけてくるのでどうしてもノイズは残ったままでした。これ以上はもうちょっと露出をかけないとな…というところですし、フラットは撮ったものの背景のムラは取りきれていません。まだまだ精進が必要そうです。

しかし、世の中はPixInsight+BXT。AIでノイズは当たり前の世界になってきているようです。うーん、PixInsight+BXTはさすが高価なのと、まだしなければならないことも多いのでもうちょっと現状で行くとしても、せめてノイズ処理ぐらいはもう少し高性能なものができないか…検討してみました。ネットでノイズ除去を調べて見ると、有料ソフトがいくつか出てくるのですが、単体でもそれなりの値段がします。効果は期待できるものの、ちょっとなぁ…

と、画像処理ソフトもいくつか見つけました。その中で気になったのが今回導入したPhotoDirector2024です。そもそも今使っているメインの画像処理ソフトはPaintShopPro X9で、結構前に購入したものです。発売は2016年頃?もう7~8年使っているでしょうか…。以前に最新バージョンに変えようかとも思ったのですが、値段が上がっている割に評判がいまいちだったのでそのままになっています。

改めてPhotoDirector2024を見て見ると、基本的なレイヤー編集に加えて、AIノイズ除去などの特殊効果もそこそこ使えそうです。乗り換え版なら買いきりで5,400円(amazon 乗り換え版)。これならモノは試しだ、買っちゃえー!。ということで本日インストールしてみました。

ノイズ除去比較 PhotoDirector2024 2024年2月

まだ全然使えていないのですが、とりあえず使ってみたのがAIノイズ除去です。結果から言うと「うそぉ」というレベルでした。写真を出しているクラゲ星雲はこのノイズ除去をかけたものですが、せっかくなのでAIノイズ除去を書ける前後で写真比較してみました。
右側が元画像、それをAIノイズ除去したのが左画像です。実際の明るさよりも少し明るく処理しているのでノイズはより目立ちますが、それにしてもディティールがあまり損なわれずにノイズだけがしっかり除去されています。微光星が少し不自然になるぐらいです。解像度感を出すために多少ノイズを残すのであれば、効果を100%から数十%下げれば、その辺の調整はできそうです。


ということで、完全では無いかもしれませんが、ノイズ除去については新しい武器を手に入れました。編集作業も慣れればこのPhotoDirectorでかなりのところはできそうです。ついでにモザイク(パノラマ)画像処理やHDR処理なんかもうまくできないかな、と妄想は膨らみます。

クラゲ星雲をイナバウワーで追う 2024年2月

撮影終了するころにはこんな感じで子午線越えしてました。もう、冬の星座も終わりの季節です。EM-200だとこの辺の子午線越えの融通が利くのがいいんですが、自動導入ができないのがちょっと難しいいんですよね。この辺、どうしようかと悩み続けているのですが、どうやらサイトロンから新しい赤道儀が出てきそうです。後は性能(耐荷重)と価格しだいかなぁ。


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