会場の 熱気に続く 星の数 (CP+ 天文関連続き)


はい、昨日に続いて今日はSamさんとあぷらなーとさんのセミナーを聞いてきた玄です。CP+に2日以上行くのは初めてですね。更に生「ででん!」を聞けて大満足で帰ってきました。

今回のCP+では、カメラ関連ブースはあまり見て回りませんでした。見始めるとキリがないというのもありますが、最近は興味を天体写真関連に振ってしまっているので、以前の様にカメラやレンズの詳細を気にすることが少なくなってしまっています。まぁ、興味が持てる価格帯じゃなくなってきたというのもありますが…

じゃあ、天体写真関連がリーズナブルな価格なのかと言われると…ええ、あの、その、ごにょごにょ…(^^;

と、とと、とりあえず天文関連のブースの面白そうなヤツのピックアップ、引き続いていきましょう。まずは全然紹介しきれていないSIGHTRONブースから

CP+ 2024 28

これは昨年も現地に置いてあったかもしれませんが、小型のカーボン三脚です。むっちゃかわいいのですが、構造的にはかなりしっかりしているようです。日食等でコンパクトな三脚をでも頑丈なのを持って行きたい、というニーズに対応するものだそうです。

CP+ 2024 c4

こちらは太陽望遠鏡。既に発売中のかと思ったらそうでもないようです。なんか手動のフィルターホイールが付いてるから変わった望遠鏡だなぁ、と思ったら可視光の太陽望遠鏡で、太陽の色を色々変えられるようになっているようでした。実際フィルターを回して見ることもできるのですが、屋内だとほぼ真っ暗なのでよくわからず…(^^;

CP+ 2024 f1

スマート望遠鏡のVESPERAIIです。センサーやソフトが変更になってかなり強力になった、という話です。モザイク撮影まで自動でやってくれるらしいので、使い方によっては相当便利なんだと思います…が、面白みに少し欠けるんですよね。天文普及としては期待したいんですが…。

CP+ 2024 f0

面白そうだったのは更にその隣のHESTIAというもの。ぶ厚めの本のような形ですが、上にレンズが付いてて、黒く丸い部分にスマホのカメラが来る様にセットするそうです。内部には電源等は何も無く?、スマホのソフトで星を導入して見るようになるとか。どこまでの実力があるのか、スマホのカメラやソフト次第の所はあるかもしれませんが、安価にできるのなら面白そうです。

CP+ 2024 f7

その他新発売されてたのが、FMA135用のステップアップリング36-48。36mm筒先に48mmフィルターを取り付けるためのリングです。電視観望によさげ。

更にあぷらなーとさんの講演でも出てきたレデューサー0.75xアメリカンサイズ。価格3,600円だそうです。よくある0.5レデューサーだと収差がひどすぎたりピントが合わなかったりと散々なことが多いのですが、この辺だとバランスよく使えそうです。

CP+ 2024 416

ACUTORの新製品、VOYAGER MAK 60fastと70fast。ACUTERはSky-Watcher創始者のDavid Shen氏が作った天文普及のための新しいブランドらしいのですが、こうした小型のマクカセはその趣旨に沿った形なのでしょう。改良も進んでいるようで、70mmのファインダーはちょっといいものになっていそうです。また、三脚はトラバースと同様のもの(少し細い?)でよさげです。ピント目盛が付いてるのは結構よさそう。そして、小型の経緯台がセットになっています。この経緯台、相当にコンパクトで、見た目は上下左右全周微動です。これだけ欲しいんですけど…(^^;
価格は3~4万円かな、ということですが、VOYAGER MAC80が筒だけで2万円ということを考えるとその辺になるかなぁ、という感じです。もうちょっと安くなるかもしれません。

CP+ 2024 e7

SHARPSTARの新製品も展示されてました。50EDPHです。50mm鏡筒も何本出るの…(^^;
結構短いので、やはりこれも電視観望狙いでしょうか。他のシリーズを見るとフラットナーやレデューサーが出るのはデフォっぽいので、その辺との組み合わせと性能、そして価格次第でしょうか。

CP+ 2024 c8

そして、ニュートニーやマクシーが置いてあるコーナーにちょこんと置いてあった黄金のニュートニー25周年記念鏡筒。これ欲しいなぁ、とも思ったのですが、さすがに非売品でしょう。持ってみたらずっしりと重く、なんか金属鏡筒っぽいです。めっきするために各所の凸凹した部分は部品を作り直しているようですし、ピント機構がありません。でも、覗くとちゃんと見えます(会場内にピントは合わないが)。部屋に飾りたいですよね…。

さて、サイトロンブースが盛りだくさん過ぎて他のブースが霞んでしまっています。とりあえず話題のビクセンブースものぞかせてもらいました。

CP+ 2024 36

モバイルバッテリーをウェイトにできるアダプター。しっかりとホールドできるようですし、取り付けはウェイト棒に差し込む形でがっちり行けそうです。こういうアイディア賞品的なものを正規メーカーが出すのは微妙な所もありそうですが、個人的にはどんどんやってー!てな所です。

CP+ 2024 37

そして話題のVDS70SS。90SSの弟分みたいな感じでしょうか。基本構成はまんま縮小した様な感じです。詳細は既にHPに載っているのでそちらをご覧ください。VSD90SSとの共用レデューサーも出るみたいで、VSDファミリーとしてビクセンの顔になりそうな感じですね。
ちなみにちょっと持ってみましたが「重っ!」となりました。どうやら鏡筒バンドが相当重い様です。この辺は多少変更が入るかも。フードはねじ込み式ですが、3条ネジでクイックな付け外しです。フードを外してしまえば相当にコンパクトになりそうですね。スペック的にはSIGHTRONの75mm鏡筒とかなりガチンコな感じがするのがなんとも言えません。色々追及して作っていくとこの辺になってしまうのだろうと思います。ちなみに、昨年問題となった硝子材について聞いてみると、当時は2炉ほど続けてアウトになったので供給不足になったのだとか。今はその辺大丈夫とのこと。まぁ、どっちにしても安くはないんですが(^^;;

CP+ 2024 39

ええと、どうやら本体の写真を撮り忘れているみたいですが、SDE72SSのレデューサーとカメラアダプター…のようです。
本体は72mmF6のfl=432mm。価格によってはなかなかお手頃なものになるかもしれません。眼視に使うにはちょっと短いかな…。特筆すべきはこの鏡筒、デュアルスピードフォーカーサーなんですね。ビクセンオリジナルの製品の中にはこうしたものは今まで無かった…はずなので、コイツももしかしたらどこかのOEMかもしれません。

CP+ 2024 42

更にもう一つ参考出品、SDP65SS。む、これは4群4枚の撮影特化型の光学系みたいですね。FL55の次世代機的なイメージかなぁ。実売価格は結構なお値段になるんじゃないかと…不安。
さて、この鏡筒、赤道儀に載っているのは「インナーフォーカス式」ぽい感じですが、その前に普通のラックピニオン形式のものも展示されていました。どっちがいいか聞くと、インナーフォーカスぽい方式の方が多いんですよ~、でもコスト上がっちゃうんですよね、というお話を聞けました。

44
でも「え?インナーフォーカスだと光学系変わっちゃうんじゃね?」と思ってピントノブを回して対物レンズ側から覗いてみました。ええ、動いてましたよ、対物レンズ。「そのまま全部動かすんかーい」と思わずツッコミ入れましたが、まぁ、考えて見れば当たり前ですよね。カメラレンズじゃないんですから。個人的には通常のラックピニオン式でOKな気はしますが、大きいカメラなんか付けたりすると対物移動式も確かにいいような気がします。REDCAT方式でしょうか。

そしてビクセンもついにCMOSカメラを出します!。と言ってもガイド用カメラですね。VA225Cという名前のこれはまぁ、普通のガイドカメラですね。カラー120万画素、1/3インチCMOS(SONY IMX225センサーだそうです。
カラーCMOSなんで惑星撮影なんかにも使えそうな感じですが、これまた価格次第ですよねぇ。同時にPC用のオートガイドソフトなんかも出てますが、この辺は、できるだけ簡単に扱えるようにしてあるようです。接続はUSB-B。今ならTypeCにしてほしい所かもしれませんが、まぁ、これはこれで普通かな。

CP+ 2024 69

オートガイド用システムとしては、CelestronのStarSense Autoguider…ってコレ、SSAGって呼んでしまいそうですが、今持っているSSAGはOrion社製のCMOSカメラのみなんで、メーカーもブツも全然違うものなんですよね。ガイド鏡一体型のガイドシステム…
だけではなく、なんか極軸設定やアライメントまで行う一つのコンピューターになっているようです。赤道儀にコレつけるとプレートソルブ自動導入赤道儀になると…。
あんまし詳しく見てないけど、接続部がちょっと特殊な気配がしている…。

CP+ 2024 65

そしてCelestronのスマート望遠鏡がコレ。Origin Inetellegent Home Observatory…って長い名前だな。直訳すると起源高機能自宅観測装置ってとこだけど、まぁ、「ORIGIN」って呼んでねってとこみたい。それはいいんですが、デカイっすね。形としてはRASA8を元にスマート望遠鏡化した感じですね。得られる画像が本格的になりそうなのでこれはこれでアリだとは思いますが、どうしてもSeeStarなんかと比べてしまいますよね。デカイ…。アメリカンだなぁ、と言えばそれまでですが(^^;

CP+ 2024 67

CMOSの接続はこんな感じみたいです。まぁ、副鏡のところにカメラを乗せる形なのでこうなるのは分かるんですが…ケーブルが…アメリカンですね(^^;;。ただこのカメラ、フィルター挿入ができるそうです。さすがに自動挿入はできなさそうですが、フィルター装着できるようにしてあるだけでも凄いと言えば凄いかも。

CP+ 2024 68

その他、温度センサー付きのヒーター用コントローラーなんかも展示されていました。一度に4つまでのヒーターを制御…って、これどれぐらい需要あるんでしょうか。まぁ、本筒+ガイドシステム (さっきのSSAGとか)などで必要ならこうなるのかなぁ。電力もそれなりに食うことが前提っぽいので、おうちで観測が前提なんでしょうなぁ。

CP+ 2024 72

他には、手振れ補正付の双眼鏡の展示なんかもありました。この手の手振れ補正の双眼鏡はそれなりのお値段なんですが、実際に覗いてみるとその効果は歴然で、すごく安定して見られます。口径と倍率の関係が微妙な感じはしますが、多少倍率が高くても手振れ補正でしっかり安定して見られるなら、それはそれでアリなんだと思います。一度夜空で見て見たらまた評価が変わりそうな気はします。そういえばSIGHTRONにも手振れ補正双眼鏡が色々ありましたね。

CP+ 2024 b7

天文関連のメーカーだと、今回ZWOさんがブースを出してました。何か新しい情報が…と少し期待したんですが、基本的には既存製品の展示ということで、特段新しいイメージは無かったのであまり長居はしませんでした。写真のAM5に載ったFF107が、どういう設定化は分かりませんがぐるんぐるん動き回っていたのは印象的でした。デモモードとかあるのかなぁ。

CP+ 2024 413

ケンコートキナーはあっちこっちにブースがあって、何を展示しているのかだんだん分からなくなってきそうでしたが、入口に近い所のブースの奥に天体望遠鏡関連が展示されていました。注目はやはりBORGでしょうか。昨年と同じようにBORG125FLが展示されていたので「おお、ついに…?」とも思ったのですが、なんだか進捗は昨年とあまり変わらないような…?。鏡筒を持たせてもらえたのですが、確かに軽いんですよね。もしかしたら持っている107FLより軽いかも…。107FLはレンズ部分のユニットがアルミニウムになっているのでどうしても重くなってしまうのだとか…いやまぁ、107mmとしては十分軽いんですけどね。価格はとにかく、早く発売してほしいところですね。展示品としては小口径の色々とか、ユニットをシンプルにしたキットとかがあって、なかなか頑張っているような雰囲気ではありました。

CP+ 2024 a4
その、トキナー今年も気になったのがミラーレンズ。なんか見るたびに価格が上がっているような気がするのは気のせいでしょうか…。コンパクトで長焦点という特徴はよくわかるのですが…。おお、なんと作例がM45、昴ですよ。確かに600mmと言えば光圀さん(107FL)と同じ。F8ですが、きちんとガイドすればこんなのも撮れそうな気はします。これはこれで面白そうですね。多分やらないけど(^^;;

…ということで、とりあえず天文メーカー関連はここまで。ふうううぅぅぅ。
今年は、昨年より更に人が増えているような感じはありました。本日のSamさんとあぷらなーとさんの講演はSIGHTRONブースが超満員状態になりました。お二方の影響力はさすがです、というところなんですが、実は集まっているのは知っている人が多かったかも…(^^;

関連記事

コメント

非公開コメント