ほぼ一週間前の写真になってしまいましたが、夕陽の撮影はそう毎日行ける物ではないのでストックから何枚かセレクトしてみました。このボートはみやさんのブログ( http://blog.goo.ne.jp/miya383 )でも時々見かける方の水上スキーではないかと思いますが、この時は日没直前の海を、ものすごくカッコ良くシルエットになって滑っていたので望遠レンズを向けてみました。超音波モーターのこのレンズは確かにAFが早いし、ファインダーも明るいのでいいのですが、いかんせん重いので振り回すにはそれなりに腕力が必要になります。E-3の手ぶれ防止で写真はピタリと止まって写るのですが、ファインダー像はどうしてもぶれるため、望遠端ではピントが本当にあっているかどうかを判定するのが難しくなります。この写真は夕陽に向かって行く所の最初の1枚で、このカットだけはピントがしっかり来ていました。この後ピントを合わせ直したときにピンボケになったようで、夕陽の見える状態でジャンプしてくれる最高のパフォーマンスをしてくれたのですが、残念ながら…という結果になってしまいました。この日は夕陽が沈む直前まで海面に光の反射が見えるなど、かなりまぶしい条件だったので太陽が入るシーンでのAFは少し苦しい場面があったのかもしれません。なにより夕陽と一緒にボートが入れば、まさしく千載一遇のチャンスになったわけで、こちらも相当慌てて緊張していたため、ピントをしっかり確認できなかったのも敗因だったようです。それでも、この1カットだけでもそれなりに絵になっているような気もしますので、ラッキーだとは思います。写真は例によって彩度とコントラストを上げていますが、暗部も少し持ち上げています。コントラストを上げると、背後にしまなみ海道の来島大橋がはっきり浮かび上がってきました。やはりこの日は相当に透明度が高かったようです。
OLYMPUS E-3 ZD50-200mmF2.8-4.0SWD(200mm F5.6 1/320sec ISO 400)
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