暗闇に 少し染まりて 紅くなり


 再び梅の写真です。白梅の写真はかなり撮影したのですが、紅梅は数が少なくて、思ったほど絵になりそうな花も更に少なく、思ったほど撮影できませんでした。これはその数少ない紅梅のひとつ。竹やぶで少し暗くなった斜面をバックに紅梅が立っていたので、コントラストのある絵が撮れるかな?と思って撮影したものです。実際に撮影して見ると背景の黒さにひっぱられて思ったように行かず、何度か露出を変えて撮影しています。まぁこの写真に限らず、今回の梅の撮影では露出でずいぶん苦労しました。花そのものは白いものが多くて、その背景はどちらかというと暗い場合が多いので、ちょっと油断するとすぐ花が白とびを起こしていました。何度と無く露出補正を繰り返していたのですが、考えて見ると露出補正が少々面倒だな、という気がします。ダイヤルをゴリゴリ回すのが面倒なので、つい補正範囲を±0.7EVぐらいにとどめてしまうのですが、結局1EVや1.5EVほど補正したほうがはっきりした効果を得られることが多いのも事実です。ISOの設定もそうで、なんとなく細かくコントロールできるかな、と思って補正ステップを1/3EVにしているのですが、今の使い方だと1/2EVぐらいまで大きなステップにしたほうが便利なのかもしれません。写真は背景から紅梅を浮き立たせるために、コントラストを少し上げてあります。
OLYMPUS E-3 ZD12-60mmF2.8-4.0(14mm F2.9 1/125sec ISO 100)

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