思い出に 似た色見たよな 彼岸花


 小学生の頃は、天気が良ければ学校からまっすぐ家に帰ることはあまりなく、たいてい道草をして川に入ったりあぜ道を通って虫を捕まえたりして遊びながら帰っていました。そんな中、この時期になればあぜ道に彼岸花がたくさん咲いて、秋の訪れを告げていたのを覚えています。小学生の頃はこんな風に写真の被写体になるなどとも思わず、単に「赤い花」「毒花」といった記憶だけ残っています。実はもっと強力なイメージもあるのですが、それはまた何かの機会に…(^^;
 昨年は時期を逸してしまって彼岸花の写真はあまり撮影できなかったのですが、今年も思ったほど時間がとれず、積極的に動かなければ撮影は難しいかな、と思って実家に寄ってみました。裏の田んぼを見てみると、彼岸花がちらほらと…おお、これなら撮影できる、と思ってあぜ道を下っていくと、なんと、木陰に彼岸花の群生が出来上がっていました。今までだと人が通る道になるので、彼岸花がこんな状態で残ることは無かったはずですが、近年は通る人も激減してどうやらあぜ道いっぱいに彼岸花が咲き誇っているようです。もう撮り放題なのですが、色々あって撮影できる時間は10分ほど。それでも40~50枚の撮影をさせてもらいました。この連休中、あわよくばもう一度ぐらい撮影できる機会があるかもしれませんが、こんな風にじっくり長めることができるのは、来年までまたお預けかもしれません。
 写真はE-620のVividモードで撮影しているので、赤は少し強調されているような感じですが、それでも色飽和するほどでもないので、いい感じで調整されているようです。本当は背景の秋の日差しと露出が合えばいいのですが、この木漏れ日の感じも出したかったので、やはりこの辺の露出が限界でしょうか。HDRを使えばもっといけるかもしれません。

OLYMPUS E-620 ZD9-18mmF4-5.6(9mm F8.0 1/160sec ISO 200)

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