どこからか 夏の香りも 春の音も


 梅を探して公園めぐりをしていた時の一枚です。公園、というよりは自然観察林という感じで、キャンプ施設もある場所でしたが、結局梅は見つかりませんでした。代わりに気になったのは、照明用にぶら下げられていた電球。さすがにこの冬にはまだ使われている気配は無いのですが、緑深い森の中にあって、その透明なガラスは不思議な光を放っていました。夕方が近く、絞り開放のF2.8にしてもISOは500まで上がってしまいましたが、その色は褪せることなく緑を表現していました。さみしく残る電球から、どこからともなく夏の香りと春の風がただよってくるような、そんな不思議な空間でした。
OLYMPUS E-620 ZD 50mmF2.0+EC-14(F2.8 1/160sec ISO 500)

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